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〇 今日の一献 孫に引かれて 『あいち航空ミュージアム』へ行ってきた

―― 航空機の開発・生産の伝統の地で実機を展示する博物館

 関東に住む孫が冬休みの年末年始にやってきたので、昨年(2017年)11月にオープンしたばかりの県営名古屋空港に併設された『あいち航空ミュージアム』へ、孫を連れてパ-トナーとともに行ってきた。

 鉄骨造2階建ての施設(延床面積7,900m²)のフロアには、戦後初の国産旅客機「YS-11」などの実機が置かれ、2階フロアには、日本の航空史に残る名機百選の模型やサイエンスラボがあり、また展望デッキからは県営名古屋空港に離着陸する飛行機も眺められる。

 ものづくりの盛んな愛知県は、戦前・戦後を通じてわが国の航空機の開発・生産の伝統のある地で、現在では航空宇宙産業の拠点ともなっている。

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 あいち航空ミュージアム2階のエントランス
 
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 地上フロアには、戦後初の国産旅客機「YS-11」などの実機が並ぶ。
 2階フロアには、名機百選の模型コーナーやサイエンスラボがある。

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〇 戦後初の国産旅客機「YS-11」
 YS-11は、第二次世界大戦後に初めて日本のメーカーが開発した双発ターボプロップエンジン方式の旅客機で日本の高度経済成長期を象徴する存在となっている。
 1962年8月に初飛行に成功し、1973年(昭和48年)3月の生産終了までに182機(国内民間機75機、官庁34機、輸出13カ国76機など)が製造された。
なお、製造は三菱重工業、川崎重工業、富士重工業、新明和工業、日本飛行機、昭和飛行機工業、住友精密工業の7社が分担し、最終組み立ては三菱重工業の小牧工場が担当した。

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 乗員= 2名、定員= 56~64名
 全長= 26.3m、全幅= 32.0m、全高= 8.98m
 自重= 14,600kg、最大航続距離= 2,200km
 最大巡航速度= 470~480km/h

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 この機体は、航空自衛隊のYS-11P輸送機仕様 52-1152号機
 1965年3月に初飛行し、要人や幹部の移送のためのVIP仕様で航空自衛隊に導入され、52年後の2017年5月に総飛行時間2万3,872時間で退役し、生まれ故郷に戻ってきた機体だ。
 
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 2階フロアの名機百選の模型展示

00-20171225 コウクウニュージアム名機

 名機百選の模型の一部
 左上:「アンリ・ファルマン複葉機」1909年(明治42年)
 右上:日本海軍夜間戦闘機「月光」1943年(昭和18年)
 左下:日本陸軍戦闘機「飛燕(三式戦闘機)」1943年(昭和18年)
 右下:朝日新聞欧州往還機「神風号」1937年(昭和12年)

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 地上フロアにある航空整備士職業体験コーナー(航空機の離着陸シミュレーションも体験できる。)

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 インストラクターの説明で、航空機の点検整備の体験ができる。

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 〇 「八〇式名市工フライヤー」

 2017年1月に70mの初飛行に成功した、名古屋市立工業高校の生徒が製作した八〇式名市工フライヤー。
 2010年の試作1号機から数えて7年の、6機目の機体。

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 トイレの中には「YS-11」の操縦席が広がる。

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 展望デッキからは、県営名古屋空港を離着陸する航空機が眺められる。

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 1階「飛行機の工房」に展示されている「零戦五二型甲」。

〇 旧日本海軍の主力艦上戦闘機「零戦五二型甲」
 零式艦上戦闘機は、第二次世界大戦時の大日本帝国海軍の主力艦上戦闘機で、零戦(ゼロ戦)の略称で知られ、航続距離2,200km、20mm機関砲2門の重武装と優れた格闘性能を生かして米英の戦闘機に対し優勢に戦い、戦局に寄与した。
 終戦時まで主力戦闘機として運用され、爆撃、特攻任務にも使用された。この「零戦五二型甲」は、その派生型の「三菱4708」号機。

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 この機体は、1944年に旧三菱重工業大江工場(名古屋市)で生産され、1983年にミクロネシアのヤップ島で発見されたゼロ戦の残骸の部品を使うなどし、2年かけて復元されたもの。

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 『あいち航空ミュージアム』
 愛知県西春日井郡豊山町豊場(県営名古屋空港内)
 10:00-19:00(休館日:火曜/祝日の場合は翌日)

 なお、隣接する三菱重工業小牧南工場内のMRJ最終組立工場5階フロアには、「MRJミュージアム」が開設され、展示室(約1,150㎡)や2階のMRJ実機の製造作業を見学することができる。



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