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〇 今日の一献 洛北の紅葉を訪ねて 京都大原「三千院」に行ってきた

―― その2 大原の里と三千院の綾錦

● 四方を山に囲まれた 大原の里
 大原の里は、京都市街の北東部、比叡山の西の山麓の高野川上流に位置し、およそ1300年前から京都へ魚介類を運んだ鯖街道の名で知られる若狭街道が貫く盆地の里だ。

 また、平安時代から都への木材や薪炭の供給地となり、鎌倉時代からは大原の柴や薪、農産物などを頭に載せて京の町まで行商した「大原女」でも知られ、その習俗は昭和初期まで約800年続いた。

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 高野川の谷に向かって下る、大原の棚田の眺望

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 里の風景

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 バス停から三千院へは「大原女の小径」の坂道が続く。

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 土産物屋が並ぶ小径に沿って、呂川の清流が流れる。 

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● 三千院の紅葉の綾錦
 この地にある寺院群は、比叡山の北西麓にあることから延暦寺の影響が強く、三千院も最澄が延暦年間(782 - 806年)に構えた「円融房」がその起源とされる天台宗の寺院だが、幾多の移転の後に、12世紀(平安末期)からあった阿弥陀堂のある現在地に、1871年(明治4年)に本坊が移ってきたものだ。

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 寒暖の差が大きい山間の盆地の大原の里にある天台宗の魚山三千院では、紅葉はすでに盛りを迎えていた。高い石段の御殿門の周りの紅葉が美しい。

 この日、TVの放送クルーに導かれた東京からのタレントのグループが複数見られた。

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 「聚碧園」の池に映る紅葉

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 宸殿前に広がる庭園「有清園」の中にある、苔むした杉木立と入母屋造で杮葺きの「往生極楽院」が佇む風景は、あまりにも有名だ。

00-20171110-01 panorama 三千院庭園

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 国宝の阿弥陀三尊が安置された「往生極楽院」正面
 ここで、妙なことに気がつく。
 寺の正門である「御殿門」を入って、客殿から右回りで廊下を通り、「宸殿」から前に広がる庭園「有清園」を通して「往生極楽院」にある阿弥陀三尊を遥拝しようとするのだが、なぜか肝心の往生極楽院の建物は後ろを向いた配置となっている。
 だから阿弥陀三尊へのお参りは、堂の正面へ有清園をぐるっと廻らなければならないことになる。

 三千院の本堂である東の金色不動堂や奥の院の観音堂へ向かう道すがら、お参りをすれば良いといえばそれまでだが、わたしにはこの配置がひどく不思議に思えて、改めて寺の経緯を調べてみたわたしなりの推測は次のようなものだ。

 もともと平安末期からあったこの池や杉木立に囲まれた「往生極楽院」は、南(朱雀門方面)から遥拝するように南に向けて配置されていたが、明治になって移ってきた今の三千院が、南に十分な土地が無かったことで、西から北へ往生極楽院を取り込む形で右回りの配置で堂宇を整備したことで、結果的にこうなったのではないかということだがどうだろう。

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 有清園の苔むした「わらべ地蔵」たち

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 有清園の池畔に咲く白椿

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 紅色に塗られた朱雀門には、紅葉の綾錦がよく映える。

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 今が盛りの三千院参道の紅葉。

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 何度も京都を訪れながら、その見た目のイメージの悪さから、今までついぞ口にしたことが無かったニシンそばを、パートナーとともに初めて味わった。
 このとき、蕎麦屋の窓越しに綺麗な和装の女性が見えて、思わず撮ってみた。

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 京都名物ニシンそば
 初めて味わったニシンそばは、わたしにとってはやはりイメージ通りの味だった。




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