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〇 今日の一献 名古屋・中村の「秀吉写真クラブ」の第4回写真展

―― 秀吉生誕の地の地元で活躍する写真クラブ

 さる2017年10月18日(水)から23日(月)まで、中村本陣ギャラリーで6日間にわたって開催された「秀吉写真クラブ」の第4回写真展が無事終了した。

 会期中を通して、連日台風21号の影響による雨天が続いたのもかかわらず、お蔭様で、これまでの記録を上回る多くの方々にご来場いただいた。

第4回秀吉クラブ写真展

 「第4回秀吉写真クラブ写真展」の告知フライヤー


● 名古屋・中村が本拠の若い「秀吉写真クラブ」

 秀吉写真クラブは、豊臣秀吉の生誕地、尾張中村、現在の名古屋市中村区の中村公園近くにあるローカルの小さな喫茶店の常連客のうちで、写真好きの高齢者を中心に、誘いあって一緒に撮影に出かけたり、撮った写真を持ち寄って批評したりしているうちに、近年になって自然発生的に始まった写真クラブだ。

 だから、メンバーの平均年齢が高い割りには、今回の写真展でまだ4回目を数えたばかりの若いクラブだということになる。

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 今回の展示会へは、会員7人の作品、あわせて34点が出品された。

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 主な出品作品は、
 ① 自ら考案した特殊機器を駆使し撮影した、渦巻き花火のシリーズ5点
 ② 夏の須成の祭りや池の鯉の群れ、実りの秋の柿・コキアの紅葉などの画像5点。
 ③ 時間をかけて追い続けた、新幹線ドクター・イエローのシリーズ5点
 ④ 一瞬見せる、動物の様々な表情などを捉えてみせた作品の5点。
 ⑤ 早起きの果報、様々な朝日の表情と風景とのコラボレーション作品5点。
 ⑥ 九州・湯布院、茨城のネモフィラの花、雪の日の徳川園の寒牡丹。季節を追った優しい画像3点。
 ⑦ 珍しい陸ホタルの飛跡やイタリア紀行の風景などの画像5点。

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 場  所:名古屋市地下鉄「本陣駅」構内『中村本陣ギャラリー』

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 名古屋市交通局 地下鉄「本陣駅」の地上施設。


● 特別企画「写真で見る名古屋の昔話」のお話会

 第1話 「中村区『まち歩きカード』を片手に散策を楽しむ」
 中村区内の史跡の古写真と開発・発展に貢献した、隠れた功労者のお話。

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 中村本陣ギャラリーの副室で行われたお話会は、開始時刻の午後3時には空席のあった会場も、時間とともに聴衆で埋まり、まずまずの盛況となった。
 
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 特別企画「写真で見る名古屋の昔話」第1話
 「中村区『まち歩きカード』を片手に散策を楽しむ」のプレゼン表紙


 第2話 「尾張の『写真好きの殿さま』第十四代 徳川慶勝」
 知られざる、幕末に活躍した、尾張藩の写真道楽者の殿さまのお話。

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 特別企画「写真で見る名古屋の昔話」第2話
 「尾張の『写真好きの殿さま』第十四代 徳川慶勝」のプレゼン表紙

 2回目のお話会は、前日参加された聴衆の姿も見られ、用意した会場の席は埋まり、中には真剣にメモを採る方や質問者も出るなど盛況だった。


● 工夫された特殊な撮影機材の特別展示

 会場には、写真撮影に使うため、会員が様々な工夫とアイデアを凝らして制作した、特殊な撮影機材が特別展示された。

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 ① 特別展示の工夫機材:「カメラ回転装置」
 中日新聞夕刊の写真展優秀賞を受賞した「渦巻花火」撮影に貢献した装置。

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 ② 特別展示の工夫機材:「宙玉(そらたま)」
 水晶玉とポテトチップスの筒を使った、超広角特殊レンズアダプター。

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 会場での撮影例。宙玉は、手持ちのデジカメを、マクロ撮影にセットして鏡筒に被せれば、簡単に撮影できる。

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 ③ 特別展示の工夫機材:「便利撮影脚立」
 ストラップを使って背負い式にして、高所撮影のための折り畳み脚立と三脚の持ち運びを便利にしたもの。

 このほか、④「垂直撮影機」、⑤「スライドコピー機と接写装置」、⑥「ランプスタンド」などを展示していた。


● 成功裡のうちに終了した展示会

 この展覧会では、単に写真を展示して観覧に供するだけに留まらず、展示作品についての出品者の懇切丁寧な説明や会員の創意工夫で制作した特殊撮影機器などへの解説、出品作品の複製資料の提供、特別企画の「写真で見る名古屋の昔話」のお話会など、内容豊富で多角的な展示会だった。

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 その結果、観覧者の強い興味や関心を引きつけ、質問・解説などで会場滞在時間は長いものとなり、出品者と観覧者の交流がより深まったといえる。

 また、これらの多角的展示と丁寧な対応に、観覧者の皆さんが、観覧後には一様に満足した表情で帰る姿が印象的だった。

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 最終日には、通りすがりの方々への勧誘も行ったが、思いのほか多くの方々が気軽に応じて観覧いただいたことから、声掛け勧誘の重要さを改めて痛感するとともに、次回の展示会運営に向けてまた一つ学んだことだった。

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 会期中を通じてあいにくの悪天候が続いたにもかかわらず、入場者の累計は過去最高を記録して成功裡のうちに終了することができた。
 
 最も幸いだったことは、超大型といわれた台風の通過にもかかわらず、当地方への影響は軽微に留まり、準備から会期、撤収まで、なんらの事故・支障も無く最終日を迎えられたことだった。

 会期中、雨などで足元の悪い中、展示会やお話会にわざわざ足を運んでくださった多くの観覧者の皆様に、心から深く感謝したいと思う。


● わたしの展示作品

 今回、遠方あるいはご都合がつかず、期間中ご来場いただけなかった皆様に、ここでわたしの出品作品を掲載させていただく。

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 ① 『名城外堀の姫ホタル』その1
 「姫」が付くのは小さいものをいい、街中にもかかわらず名古屋城外堀では、毎年の初夏のごく短期間、陸生の「姫ホタル」の発生が見られ、全国的にも珍しい密かな観察スポットとなっている。

 強い光を発する水生のゲンジボタルなどは違って、弱い光を点滅させながら飛ぶ姫ホタルは、美しい光の点の列となって光跡を残す。

 SONY DSLR-A550
  ISO1600 26 sec F2.8

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 ② 『名城外堀の姫ホタル』その2
 本町橋の外堀の東には、明治時代以降、名古屋城内には陸軍第三師団が置かれ、従軍して戦地で死んだ動物たちの霊を慰める『軍馬・軍犬・軍鳩慰霊碑』が建てられており、それらの霊を慰めるかのように「姫ホタル」が飛ぶ。

 SONY DSLR-A550
  ISO1600 14 sec F2.8

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 ③ 『孫の練弾』
 久しぶりに家族で帰省した孫娘が、近付くピアノの発表会に向けて、怠ることなく練習に励んでいた。

 Panasonic DMC-TZ20
 ISO200 1/6 sec F4.8

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 ④ 『ヴェネツィア・ドゥカーレ宮殿』
 お気に入りの女流作家、塩野七生の作品舞台を訪ねたイタリア旅行
ヴェネツィア本島のドゥカーレ宮殿から、対岸の島にあるサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の建物を眺める女性。

 Panasonic DMC-TZ5
ISO100 1/400 sec F4.8

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 ⑤ 『ミラノの路面電車』
 歌劇場、ミラノ・スカラ座の前を走る黄色の路面電車と人待ち顔で佇む女性。

 Panasonic DMC-TZ3
ISO100 1/1000 sec F3.7













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