〇 東京へ行ったついでに「迎賓館赤坂離宮」の一般公開に行ってきた

―― 壮麗なネオバロック様式の宮殿建築の国宝

 昨年(2016年)4月から、観光立国化を進める国の開放方針によって一般公開が始まった、国家の財産、国宝「迎賓館赤坂離宮」に行ってきた。

 外国の国賓が来訪するとその宿泊などの接待に使われ、新聞やTVで報じられることが多い施設だが、以前は限られた夏の期間限定でしか公開されていなかったから、今までは囲いの外から建物を見るだけだった。

00-P1420660.jpg

 四谷駅を出て四谷見附から直進して南の、国道414号線の先にある迎賓館。
 東京都港区元赤坂二丁目1番1号

00-P1420653.jpg

00-P1420626.jpg

 迎賓館の正門
 117,000㎡(35,500坪)の敷地の迎賓館の正門
 もともと皇太子嘉仁親王(後の大正天皇)の東宮御所として1909年(明治42年)に建設された施設だったが、あまりにも華美な宮殿建築で、住居としての使い勝手も良くなかったなどから、嘉仁親王はこの御所を使用することがほとんどなく、また大正天皇即位後は「赤坂離宮」と呼ばれてきた。

00-P1420619.jpg

 正門から続く正面前庭と建物の外観
 大正天皇の皇太子裕仁親王(後の昭和天皇)は、成婚後しばらく東宮御所としてここに居住したものの、天皇即位後は使い勝手が悪く経費が嵩むとしてほとんど使用せず、放置されてきた状態だった。
 戦後になって宮内庁から国に移管され、国際関係の緊密化により外国の賓客の来訪が多くなり、それまで迎賓館として使用していた施設が手狭などという理由で、5年をかけた改修がなされ、1974年(昭和49年)3月から国の迎賓施設として使われることになった。

000-P1420587_20170724105052624.jpg

 壮麗なネオバロック様式の洋風建築の建物は、屋根は銅葺き緑青、外壁には花崗岩が使われており、各種の装飾類などと調和のとれた美しさを現出している。
 2009年(平成21年)には旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)として、明治以降の文化財としては初の国宝に指定された。
 2016年 (平成28年)4月から一般公開が開始され、夜間のライトアップが行われている。

 敷地:11万7000m2
 本館 構造:鉄骨補強煉瓦石造、地上2階(地下1階)
    延床面積:15,000m2

 先に正門前で入場整理券を受け取り、囲い塀に沿って西門へ廻り入場し、館内に入る前に、まず緊張した面持ちの職員に整理券を渡して、飛行機に搭乗する時のような手荷物・身体検査チェックを受けた後で。大人1,000円也の入場券を買って入館することになる。
 なお、建物の内部は撮影が禁止されている。

 そもそもこの施設が、わが国の国賓を接待するための国宝施設であり、日本にとどまらず、近年世界中の施設で起きているよからぬ暴漢による深刻な被害の多発を抑制するためには、こうした手続きはしごく妥当な措置であるといえる。

src_40221577.jpg

 「2階大ホール」(内閣府HP画像)
 紫斑紋が美しいイタリア産大理石を使った、8本のコリント式円柱。

geihinkan-kengaku03-d2974.jpg

 「花鳥の間」(内閣府HP画像)
 フランスから取り寄せたシャンデリア、天井画、壁画などが使われており、正面から後方へ各種の野鳥が飛翔している大食堂。広さ330㎡
 この場所で行われる招宴で提供される料理のジビエをイメージしているといわれる。

src_40221576.jpg

 「花鳥の間の七宝焼き」(内閣府HP画像)
 日本人の天才職人の手になる壁面に掲げられた長径60cmの七宝焼き(30枚)の一つ。
 現在の七宝焼きには色の境界に銀線が残るが、これにはそれが無い「無線七宝」の技法が使われているという。

IMG_7896.jpg

 建物南側の主庭と噴水(内閣府HP画像)

00-src_40221475.jpg

 迎賓館参観案内図

00-panorama20170703-00.jpg

 前庭から見た、迎賓館の正面全体の外観パノラマ

00-P1420606.jpg

 正面玄関と車寄せ

00-P1420611.jpg

 洋風宮殿建築の正面玄関の屋根飾りには、日本趣味の鎧武者像が設置されている。
 
00-P1420612.jpg

 花崗岩の灰色の五七の桐の紋章や屋根の緑青ドームとのコントラストが際立つ4羽の金色の鳳凰。

 なお、国賓の来館時の前後には一般公開はされないので、見学を予定する場合には事前にインターネットでチエックしておくことをお勧めする。

○ Blog 原稿 20170700 赤坂迎賓館

 迎賓館赤坂離宮の航空写真(NTT空間情報より)


  ● 新宿区立「若葉東公園」
 迎賓館の正面左右にあり、迎賓館と調和のとれるように設計された小さな三角形の公園で、列柱と噴水、ユリノキの並木、モニュメントのある緑の芝生、桜にバラのアーチなどの西洋庭園となっている。
 迎賓館は港区に位置しているが、「若葉東公園」は新宿区が整備している。

00-P1420634.jpg

00-P1420649.jpg

 迎賓館の正門前にあるローマ式小公園の噴水は、左右に2基がシンメトリーに設置されている。

00-P1420643.jpg

 猛暑に見舞われたこの日は、噴水で盛んに水浴びをするカラスやスズメの姿が見られた。


 ● 東京都内の各種のマンホールの蓋(迎賓館周辺で観察されたもの)

00-P1420655.jpg

 東京23区の「下水合流管マンホールの蓋」
 周囲に都民の鳥「ユリカモメ」を描き、中央の大きな都の花「ソメイヨシノ」の花びらの間に都の木「イチョウ」をデザインした、マンホールの蓋。
 最新型(番号付)

00-P1420654.jpg

 東京23区の「下水合流管ハンドホールの蓋」平成4年から採用
 「合流」を表記した、上と同じデザイン。

00-P1420578.jpg

 東京都内「雨水管マンホールの蓋」 
 設置管理者不明

00-P1420580.jpg

 東京都の「角型消火栓の蓋」
 菱型地模様の上の左右に東京都紋章と「水道」と「消火栓」の文字が入っている。

00-P1420581.jpg

 東京都内 警視庁の「信号機用マンホールの蓋」
 中央に警視庁の「K」の字が入る。










コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

最新記事
カテゴリ
プロフィール

2011deko

Author:2011deko
でこちんの
  『いつか ありしこと。』
   のブログへようこそ!
(掲載写真は、クリックする
と、拡大写真になります。)

性 別:男性
住 居:愛知県
趣 味:ブログのカテゴリー

天気予報

-天気予報コム- -FC2-
月別アーカイブ
来場者数
検索フォーム
リンク