〇 今日の一献 三重県伊勢市の「お伊勢さん菓子博2017」へ行ってきた

―― 雨降り頻る中、遥々行って、見たが、買って食べられなかった 工芸菓子の展覧会

 明治44年(1911年)の東京市から始まって、戦時中の中断を挟みながら、ほぼ4年ごとに全国巡回で開催されてきた全国菓子大博覧会が、今年は4月21日から三重県伊勢市で開催された。

 招待券をいただいたものの、些事にかまけて時を過ぎ、いよいよ最終日が明日に近づいた土曜日、強い低気圧の接近で雨降り頻るのもめげず、遥々パートナーと三重県伊勢市へ出かけたのだった。 
 
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 展覧会の会場となったのは、伊勢市朝熊町にある敷地面積28,645㎡のスポーツイベント、コンサート、見本市などの多目的施設、三重県営のサンアリーナとその周辺。

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 11,000人収容のメインアリーナには「お菓子のテーマ館」と「全国お菓子出会館が設置されている。

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 メインオブジェは、巨大な工芸菓子で表現された、歌川広重の浮世絵「伊勢参宮・宮川の渡し」
 三重県内の100人の職人の分業による幅10m奥行き5.5mの和・洋菓子で制作された巨大な風景が展示されている。

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 巨大工芸菓子の「伊勢参宮・宮川の渡し」の一部

 この展覧会は、もともと街の和菓子屋さんたちが加入する組合の全国組織が開催してきた経緯から、物産展ではなく、職人の技を見せる工芸菓子の展示が中心で、菓子類の大量製造メーカーやパン、クッキー、ケーキ店などは参加していない。

 展示されている精巧な作品群は、全て食べられる菓子の素材で制作されたものばかり。
 全てが食べられるはずだけれど食べてもいいよと出されても、菓子職人の精魂込めた技と努力を思えば、食べるのが惜しまれて、どこから食べていいのかも分からなくて、きっと手を出せないだろうなと思う。

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 和菓子職人の渾身の技が光る花鳥風月の造形は、見る者を唸らせる。

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 愛知県安城市の両口屋菓匠の出品「御所車」

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 飴やチョコレートなどの材質を生かして、洋菓子職人も負けてはいない。

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 日本の春夏秋冬の美しい季節の移ろいを、その造形に生かした「生菓子は、和菓子の真髄だ。」と思わず呟いたら、「本当にそう。」と背後でご婦人の声が聞こえた。

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 古くから伝わる、落雁などの干菓子の成型用の型

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 各県の郷土菓子・土産品の展示

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 三重県下の高校の合作による力作が目を引いた。

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 あいにくの雨。
 それでも全国の菓子のお土産を買うのに行列の待ち時間は70分とのアナウンスで、「ネットの取り寄せでどこでも買えるさ」と、諦めたから土産はなし。
 
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 かくして、24日間にわたって開催され、昨日幕を閉じた「お伊勢さん菓子博2017」の入場者は、合計584,100人だったという。

 なお、わたしの記憶では、むかし学校から名古屋開催の展覧会を見に行った思い出があるが、それは1961年に愛知県庁前の広場で開催された15回展覧会だったようだ。

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 ついでに、会場内で見つけた、中央に旧伊勢市市章入り亀甲模様の汚水管マンホールの蓋






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