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〇 今日の一献 京都東山の『将軍塚』と青龍殿の舞台へ行ってきた

―― いにしえの都鎮護の故事を残す 京都のまちを観望する新スポット

〇 天台宗青蓮院の飛地境内にある『青龍殿』
 
 古の都京都の古刹や街を歩き回るのも楽しいが、それまで見て廻った街を高い視線から眺められるところといえば、いままでは展望の開けた東山の麓にある清水寺の舞台や高台寺の境内、あるいは駅前の京都タワーの展望台からだったと思う。

 今回訪れた天台宗青蓮院の飛び地として標高200mを超える東山山頂にある境内の『青龍殿』の舞台は、京都観望の新しいスポットとして、これから脚光を浴びることになるに違いない。

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 天台宗青蓮院の『青龍殿』の枝垂れ桜
 京都の街中の桜の季節は少し過ぎたとはいえ、標高のある東山山頂の境内の桜はまだ十分に見応えがあった。

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 『青龍殿』は、京都市東山区の粟田口、知恩院の北にある天台宗比叡山延暦寺の門跡として1150年に開山した青蓮院(しょうれん)の飛び地境内として、東に離れたちょうど八坂神社の裏手に当たる、京都大学の花山天文台などがある東山の山頂の3,000坪の広い敷地内に将軍塚大日堂とともにある。

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 もともと北野天満宮の前にあった大正時代に建設された木造の武道館「平安道場」を青蓮院の大護摩堂としてここへ移築し、併せてその付属施設として山腹にせり出した大舞台(1,046㎡)が建設されたもので、2014年の10月から公開されている新しい施設だ。

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 『青龍殿』の裏手から山腹にせり出した標高216m総ヒノキ造りの大舞台は、清水寺の舞台の4.6倍の1,046㎡にも及び、右手に比叡山や大文字山、目の前に銀閣寺、北に吉田山と京都大学、鴨川に沿って西に京都御所、そして左手にかけて京都の市街地中心部などと、180度のパノラマを観望できる。
 また、舞台中央には、ガラスの茶室『光庵』が設けられている。

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 青蓮院の飛び地境内の全容。
 『青龍殿』と大舞台(左)、大日堂(右上)、将軍塚(中央)、東部展望台(右手前)

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 北方面の眺め

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 北方面、左の加茂川と右の高野川の合流点の森が、下鴨神社のある糺の森

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 北方面、左手前が金戒光明寺、右は真正極楽寺。
 左向こうの山は、吉田神社のある吉田山

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 西方、京都御苑(京都御所)

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 東部の展望台
 もともと京都五山の送り火(大文字焼き)を観賞するために設置されたものという。


〇 いにしえの都鎮護の故事を残す『将軍塚』と枯山水式庭園

 境内には『将軍塚』と呼ばれる、直径20m、高さ2mの円墳型の塚が残されている。

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 この場所は、奈良から長岡に都を遷したものの、うち続いた災厄に嫌気がさした桓武天皇が、和気清麻呂とともにこの地に登り、その進言に従って京都盆地に平安遷都することを決めたといわれる。

 『将軍塚』は、794年(延暦十三年)の平安京遷都に当たって、天皇は新しい都の平安・鎮護を願って大刀を帯びて弓を持った甲冑姿の2.5mもの大きな土製の将軍の像を造らせ、ここに埋めるように命じたとの故事が残る。

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 源平盛衰記や太平記には、国家の大事があると『将軍塚』が鳴動したという伝説が残る。

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 境内に広がる枯山水式庭園庭園には、200本の桜や220本の紅葉を始め源平垂れ桃、藤、シャクナゲ、サツキ等が植えられ、春の桜、秋の紅葉の名所となっている。

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 東山の山越えの東方には、眼下に山科の里が眺められる。


 ● 天台宗青蓮院の将軍塚『青龍殿・大日堂』
    京都市山科区厨子奥花鳥町28
   京都駅から タクシー 20分
   蹴上から タクシー 10分

   京阪バス(70番) 通年:土・日・祭日運行
   11月は毎日運行、4月・5月の連休運行

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