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〇 今日の一献 清流長良川に沿って ~観光列車「ながら」が走る その1

―― 長良川鉄道(越美南線)で郡上八幡から「美濃和紙とうだつの上がる町並み」の美濃市まで

 岐阜県郡上市にある大日ヶ岳から流れ出た長良川は、岐阜県を南下し三重県を経て伊勢湾に注ぐ延長166kmに及ぶ木曽三川のひとつで、その水の清らかさは柿田川や四万十川とともに日本三大清流に数えられている。
 
 この清流長良川に沿って、岐阜県北濃駅から美濃太田駅間72.1㎞を走るのが第三セクターの長良川鉄道(越美南線)で、ちょうど一年前の2016年(平成26年)4月から岐阜県初の観光専用列車として観光列車「ながら」が運行を始めた。

 わたしたちが訪れたこの日は、あいにくの雨模様だった。

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 郡上八幡駅(岐阜県郡上市八幡町稲成)
 毎夏「郡上おどり」が開催され、年間120万人の観光客が訪れる城下町にある郡上八幡駅は昭和4年に建設された木造駅舎で、この時は駅の外修工事が行われていた。
 ホームは単式と島式の2面3線の地上駅で、二つのホームは跨線橋で結ばれている。トイレは改札内外にある。

〇 観光列車「ながら2号」の連結作業

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  13:12に単機で北濃を発って13:52に郡上八幡に着き駅舎側の本線単式ホームに待機する、観光列車「ながら」『森』号(301号車)。

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 島式ホームに待機する観光列車「ながら」鮎号(302号車)

 わたしたちが乗る観光列車「ながら2号」は2両編成で、この『森』号と『鮎』号がここで連結される。
 観光列車「ながら」の『森』号と『鮎』号は長良川鉄道が所有する、1998年から富士重工業が製造した軌間1.067m、車長16mのナガラ300形軽快気動車を改装したものだ。

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 運転手さんたちが駅舎から出てきた。いよいよ連結作業が始まる。

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 まず『森』号の北濃側の貫通扉を開き、『鮎』号の接近を待つ。

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 『鮎』号は駅構内の北濃方面にあるポイント切り替え場所へ移動し、スイッチバックして本線に入り、『森』号と連結する。
 『森』号の貫通口から跨線橋と接近する『鮎』号が見える。

00-▲組写真 長良川鉄道-99

 『鮎』(302号車)がゆっくりと近づき、連結器を合わせて連結した後、双方のステップを下ろしてから貫通扉の幌をボルトで止めて連結作業が完了する。

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 観光列車「ながら2号」の編成が完了し、乗客が乗車する。
 観光列車「ながら」1号車の『森』号は観光案内付きのビュープラン観光専用車(定員37人)で、観光列車「ながら」2号車となる『鮎』号はランチプランなど食堂専用観光車(定員25人)となっている。

 観光列車「ながら」は期間限定の土曜・休日運転列車で、ビュープラン観光専用車『森』号の乗車には事前予約が必要で区間運賃の他に乗車整理券500円(おとな・こども同額)が必要となる。またランチプランなど食堂専用観光車『鮎』号への乗車は、予約の他に別途料金となる。

 今回、わたしたちは観光案内付きのビュープランを選択したので、『森』号に乗車することになる。

 観光列車「ながら」の改装にあたっては、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星」などのデザイン制作で有名な工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が担当したもので、車体は上品なロイヤルレッドを基調とし、内装には岐阜県産材ヒノキが多用されたお洒落な車両になっている。

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 駅構内の跨線橋から眺めた、下り線ホームに入ってきた14:12着の定期列車303(右)。

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 観光列車「ながら」1号車の『森』号の側面ロゴステッカー
 
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 ロイヤルレッドの車体の外装は、お洒落で上品だ。

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 ワンマン運転の『森』号の運転席

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 運行は、基本的には全便ワンマン運転が行われており、運転席脇には運賃支払いボックスが設置されている。

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 車内は岐阜県産のヒノキが多用された内装で、明るい。
 車両後部には、観光案内と土産品販売用の暖簾の下がるカウンターが設けられている。

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 座席は木製折り畳みテーブル付きのボックスシートとロングシートの混用となっている。

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 貫通扉の窓には「長良」のロゴステッカーが貼られている。

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 観光列車「ながら」2号車の『鮎』号の側面ロゴステッカー

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 『鮎』号は食堂専用観光列車となっており、車内は仕切りカーテンが付いたコンパートメントボックスシートが配置されている。

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 長良川鉄道の観光列車「ながら」の案内パンフレット

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 長良川鉄道(越美南線)の路線図
 大昔、中学の地理で白地図に越美線を描くときに気がついたことだが、美濃太田を起点として岐阜県下を北へ続く越美線は、なぜか北濃でいったん途絶え、24km先の福井県の九頭竜湖駅から改めて発して南福井まで続いていることを不思議に思ったことがある。
 
 この路線は当初国鉄の越美線として、美濃太田から南福井まで連絡する路線として計画されたが、岐阜と福井の県境にある標高差420mの油坂峠があまりにも急峻すぎて、鉄道を通すにはループトンネルやスイッチバックなどの大工事が必要だったことからついに全線開通が断念され、北路線を越美北線、南路線を越美南線として現在も分断されたままに残ったものだ。

 昭和の国鉄分営化の結果、福井県側の越美北線はJR西日本が継承し、岐阜県側の越美南線は1986年(昭和61年)に開業した第三セクターの㈱長良川鉄道が営業運転している。







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