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〇 今日の一献 平湯温泉から黄葉を訪ねて、上高地へ行ってきた

―― 壮大な黄金色が上高地の黄葉シーズンの最後を飾る

 例年にない寒気団の南下や低気圧の移動に伴う目まぐるしく変化する天候の下、久しぶりに岐阜県の奥飛騨温泉郷にある平湯温泉に行ってきた。
 
 奥飛騨の紅葉の景色は例年10月中旬から11月上旬が見頃とのことだが、今年は少し遅れていたものの、ここ2~3日の冷え込みで山裾は一気に黄葉が進んできたという。

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 高山駅で列車を降りて、高山濃飛バスセンターから国道158号線で平湯温泉に向かう。

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 麓の黄葉が進む、中央はアカンダナ山(赤棚:2,109 m)と左隣が白谷山(2,188 m)。
手前の山腹中央に湯の平トンネル(平湯IC側)が見える。アカンダナ山の斜面のスジは旧道で、右へは安房峠へと至る。左下は平湯温泉郷

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 平湯温泉の東にあるアカンダナ山(赤棚:2,109 m)は、安房峠の北西に位置する焼岳火山群の一峰の活火山。

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 平湯バスターミナル
 各種の現役施設を備える大規模なバスターミナルで、乗鞍や上高地、新穂高、高山などの観光地を結ぶ交通の要所になっている。
 岐阜県と長野県を結ぶ安房トンネルが、18年をかけた難工事の末に1997年(平成9年)に開通し便利となり、乗り合いバスの他に、松本、富山を結ぶ特急バス、新宿、名古屋への高速バスも運行されている。

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 平湯温泉郷には、25軒の温泉宿がある。
 乗鞍火山帯の乗鞍岳のふもと、標高1,250mにある平湯温泉には40もの井戸・源泉があり、源泉から90℃の湯が毎分13,000㍑噴き出す。
 泉質は、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、炭酸水素塩泉など含み、胃腸病やリウマチ性疾患を始め、神経症、皮膚病などに効能があるとされている。

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 温泉街で盛んに湯気を立てる温泉卵の店先

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 もう少しで咲く、夏播きの秋蕎麦の花

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 今回の宿は『匠の宿 深山桜庵』
 (岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯229)

 高い天井と太い梁や柱の和風の建物で、部屋も白木をふんだんに使った和洋室で、ゆったりと寛げた。

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 大浴場の入口。母屋は腰板と珪藻土の壁の廊下
 (夜)湯上がりの牛乳、夜食の夜鳴きソバ、(朝)モーニング・コーヒー、ヤクルトなどの無料サービスもある。

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 各部屋にも窓の広い釜風呂があるが、開湯が戦国時代といわれるここでは、ヒノキの大浴場や露天風呂に入るのが正調というもの。

 源泉は90℃で、白濁した炭酸水素塩泉、塩化物泉は旅の疲れを癒すに最適。

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 夕食の『いろり会席』の始めの口取り八寸とお造里

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 炭火で焼く焼き物とすき焼き鍋は飛騨牛
 小部屋の囲炉裏風のテーブルでいただく会席料理はおいしく、各皿の量は少なくとも料理が進むうちに満腹でとても食べきれなかった。

00-▲組写真 20161024 平湯温泉宿

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 北の夜空のカシオペア座
 カシオペア座の一番左の星(カフ)から下方の、ケフェウス座の左足にあるエルライのさらに下にあるのが、コグマ座の尾にあるポラリス(北極星)。
 2016.10.24 22:22 
 気温が下がり、車のボンネットが白くなり、ダウンコートでも寒かった。

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 東の空のおうし、ペルセウス、ぎょしゃ座
 右におうし座の頭に当たるプレアデス星団がある。
 2016.10.24 22:34

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 翌朝の種類豊富な朝食も、夕食と同じレストランでいただく。
 
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 露天風呂から遥か北に見える、笠ヶ岳(2,898 m)


〇 黄金色の黄葉を訪ねて、上高地へ

 久しぶりに訪れた上高地へは、この宿のマイクロバスで行く無料送迎サービスを利用した。
 このサービスは期間限定だが、上高地バスターミナルまで所要時間は30分。途中、大正池でも乗降できるから便利だった。

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 上高地への途中、紅葉・黄葉の美しい錦繍が盛りの安房トンネルの出口周辺。
右下の梓川が奈川渡~新島々方面へ下る谷。

 むかし安房トンネルなどが整備される前は、槍・穂高への登山には、松本経由で新島々まで夜行列車で行き、そこから早朝この谷をバスに揺られて安房峠を経て、狭い釜トンネルをくぐって上高地に向かったものだった。

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 河童橋付近の黄葉
 標高1,500mの上高地周辺に多く自生する、落葉樹のヤナギ、カツラ、シラカバ、カラマツなどは黄色に黄葉するため、この季節、辺りは一面黄金色に染まる。

 若いころのようにガツガツ歩き回るのは止して、近くの『五千尺ホテル』1階のメインダイニング「The Gosenjaku」で、ゆったりと景色を眺めながらのコーヒーは格別だった。

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 上高地から見る穂高連峰(涸沢方面)
 標高の高い涸沢カールのナナカマド、ヤマウルシなどの赤やオレンジの紅葉はすでに終わりつつあり、常緑樹に混じってカツラ、シラカバ、カラマツの壮大な黄金色が、上高地の黄葉シーズンの最後を飾る。

00-panorama 上高地-00

 河童橋から眺めた梓川の上流

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 梓川の支流の清水川は、落葉が進み早くも冬支度だ。

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 明神岳(2,931m)と黄葉した梓川の岸辺
 遠くに河童橋が見える

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 梓川下流方面の焼岳(2,455m)

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 梓川に沿って続く遊歩道と黄葉したカラマツ林

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 カラマツ林に囲まれた上高地バスターミナルと焼岳

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 環境省が所管する「上高地ビジターセンター」では、国立公園上高地周辺の自然に関する展示・情報が提供されている。

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 盛んに湯気を上げる焼岳と黄葉が進む大正池の岸辺
 乗鞍火山帯にある焼岳は、今も活火山だが、大正池は、1915年(大正4年)の焼岳の噴火活動で梓川が堰き止められてできた池だ。

 今も続く焼岳方面からの土砂の流入で、池は年々埋まっており、浚渫が行われているが追いつかない。

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 この辺りの白樺の樹はすでに落葉しており、やがて平地より早い雪の季節を迎える。




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