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〇 今日の一献 浜松市の珍しい楽器の博物館

―― 「楽器のまち」に古今の世界の楽器が集う 
 
 静岡の3城めぐりで浜松城へ行ったついでに、浜松市立の珍しい楽器の博物館に寄って来た。

 浜松市楽器博物館は、JR浜松駅から北東すぐの旧国鉄貨物駅跡地の開発で建設された「アクトシティ浜松」のDゾーンに、1995年(平成7年)4月に開館した、全国で唯一の公立の楽器博物館で、世界中から収集した1,300点の資料を展示する東洋最大の楽器博物館でもある。

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 浜松市楽器博物館は、東西に長く広がって連続する「アクトシティ浜松」の施設の最も西のDゾーンに位置している。

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 博物館の入口。左にミュージアムショップがある。
 
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 博物館の入口に置かれた、古代ギリシアの竪琴(Lyre)を弾く女性のブロンズ像。

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 第1展示室にはアジア(展示数:300)と日本(展示数:200)の楽器が常設展示されている。
 インドネシアの中部ジャワとバリ島の青銅ガムラン楽器や、バリ島の竹ガムラン楽器およびジェゴグの3つが一堂に揃っているのは、世界でもここだけという。

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 韓国の伝統民族打楽器、ピョンジョン(編鐘)

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 日本では、ビルマ(現在のミャンマー)を舞台とした古い小説『ビルマの竪琴』で有名となった竪琴「サウン・ガウ」で、9世紀頃から王宮や仏教音楽に使用されていたミャンマーの伝統的な楽器。

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 カマンチェ(kamancheh)
 イランの楽器で、ペルシャ語で「弓」を意味する「カマン」から派生した名で弓で演奏する擦弦楽器。棹が胴を貫いており、日本の胡弓もその一つで楽器を回して演奏する。

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 日本の琵琶
 左―薩摩琵琶、中―筑前琵琶、右―平家琵琶
 
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 オセアニアやアフリカ、アメリカ、ヨーロッパの新旧民族楽器などが展示されている第2展示室。

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 ラッパホーン類の展示
 展示台には映像モニタやヘッドホンが設置されており、楽器の演奏音を聞きながら音色や音楽の情景を楽しめるようになっている。

 右の蛇のようにくねくねした楽器は「セルパン」
 フランス語で蛇という意味で、19世紀以降は使われることがなくなった古楽器

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 「アコーディオンのなかま」
 ふいごが付いた鍵盤楽器にも様々なアコーディオンの種類があるようだ。
 
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 フルートを吹く少年の人形
 古今のフルートの展示台の上にさりげなく飾られた人形。

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 第3展示室にはヨーロッパの鍵盤楽器
 チェンバロや19世紀の名工の手によるピアノ(フォルテピアノ) などの世界的名器も展示されている。

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 様々な方式で発明・開発されたアクションの、グランドピアノが展示されている。

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 ピアノとハープとのハイブリットに見える「ジラフピアノ」
 グランドピアノのフレーム部分を、上に立てたデザインのピアノで、その姿がキリンに似ていることからこの名前があるそうだ。

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 小規模な、各種のパイプオルガン

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 展示品を見廻って疲れたら、博物館に隣接してある、明るい色彩のインテルアで開放感のあるカフェレストラン「LOLO 3RD CAFÉ」(ロロサードカフェ)でひと休みするのもお勧め。

 全国的にも珍しい楽器博物館が浜松にあるのも、オルガン製造から始まったヤマハピアノやそこから分岐した河合ピアノ、シンセサイザーのローランド、ギターエフェクタのボス、教育楽器の鈴木楽器製作所などといった楽器メーカーの工場や本社が集中して立地する「楽器のまち」であることによることが大きい。

 ヤマハや河合ピアノが発祥し大きく育ってこれたのは、優れた研究者・職人の存在とその努力があったからに違いないが、わたしが大昔に学校の教科書で習ったことは、「昔から南アルプスの麓から切り出した良質な木材が、天竜川を使ってこの地域に運ばれており、浜松は木工業も盛んだったことから、ピアノの筐体・部品製造のための良質な材料や職人の確保ができた。」ことにもよるということだった。

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 アクトシティ浜松の全容

 この施設は、JR浜松駅北東の駅隣に、複合商業ビルのアクトタワーを中心に、総工費1,664億円((浜松市664億円、民間 1,000億円)をかけて1994年(平成6年)10月(Dゾーンは1995年4月竣工)に建設されたもので、AゾーンからDゾーンの4つから構成されており、浜松市のシンボルともなっている。

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 アクトシティ浜松の一部、アクトタワーとホール施設












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