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〇 今日の一献 美しい日本庭園と大観の作品で有名な 足立美術館

―― 山陽・山陰を巡る旅 その5


 足立美術館は、戦後に大阪で不動産投資で成功し一代で財産を築いた当地、島根県安来市の出身の足立全康氏が、71歳だった1970年(昭和45年)に私財を投じて開設した美術館だ。

 この美術館は公益財団法人足立美術館が運営しており、収蔵展示する130点におよぶ横山大観の作品や近代日本画壇の巨匠たちの作品など総計1,500点とともに、よく整備された日本庭園の美しさで有名で、いまやこの地域の観光の目玉ともなっている。

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 足立美術館の正面入口
 この美術館は、もともと絵画収集してきた足立全康氏の個人コレクションを基に開設されたもので、絵画収集にかけた情熱は並々ならぬものがあったといわれ、1990年(平成2年)12月に享年92歳で没している。

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 美術館の入口を入ると、美しい日本庭園が広がる。

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 目が洗われる、美しい枯山水の庭園。
 米国の日本庭園専門雑誌『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』が行っている日本国内900カ所の名所・旧跡を対象にした日本庭園ランキングで、初回の2003年から2015年まで、13年連続で庭園日本一に選出されている

なお、2015年のランキングは、1位:足立美術館(島根県)、2位:桂離宮(京都府)、3位:山本亭(東京都)、4位:養浩館庭園(福井県)、5位:御所西京都平安ホテル(京都府)となっている。

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 長崎平和公園の平和祈念像の作者として知られる北村西望の『将軍の孫』(1918年)ブロンズ像。

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 景色を切り取る工夫
 「庭園もまた一幅の絵画である。」との足立氏の考えから、美しい日本庭園が整備され、館の建物にもその景色を切り取る「ピクチャー・ウインドウ」の設計が随所に見られる。

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 掛け軸の「生の山水画」ともいえる、茶室・寿楽庵の床の間の仕掛け

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 茶室に続く「苔の庭」

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 松揉みの手入れの行き届いた、苔の庭の奥にある茶室の中待

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 島根県安来市生まれの彫刻家冨田憲二の『雲』(1986年)ブロンズ像。

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 同じく冨田憲二の『女と猫とヴィオロン弾き』(1970年)ブロンズ像。

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 横山大観の出世作といわれている『無我』(1897年)
 (足立美術館のHPから)

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 大観の水墨画の中でも五指に入る名作『雨霽る』(あめはる)(1940年)
 (足立美術館のHPから)

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 大観作品の中でも、最も絢爛豪華といわれる屛風画『紅葉』(1931年)の風景

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 童画展示コーナーの風景

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 「白砂青松庭」の眺め

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 アートミュージアム・ショップ

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 足立美術館
 島根県安来市古川町320
 https://www.adachi-museum.or.jp/



● 月山富田城跡の遠景
 月山富田城は標高184mの月山を中心として、飯梨川、南の塩谷、北の新宮谷に囲まれた山に築かれた戦国時代屈指の要害で、山陰・山陽十一州の覇者、尼子氏の居城だった。

 時代が移り、1600年(慶長5年)に堀尾氏が遠江国浜松からこの地へ入封し松江藩24万石を開いたが、1611年(慶長16年)に堀尾吉晴が、先に訪れた松江城(平山城)を築城して居城を移し、富田城(山城)は廃城となった。(島根県安来市広瀬町富田)

 今回は残念ながら訪れることはできなかったが、足立美術館の敷地からその遠景が眺められた。

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 足立美術館に向かう途中、飯梨川の向こうに月山富田城跡が見えた。
 
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 足立美術館の駐車場から眺められる、国指定史跡の城跡の遠景


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 かくして、パ-トナーとともに駆け抜けた、わたしたちの2泊3日の山陽・山陰を巡る旅は終わり、最後は岡山に出て再び新幹線で帰途に着いたのだった。






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