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〇 今日の一献 思いたって 秋の樽見線 2018年11月

――  紅葉の谷汲山華厳寺まで

 いまでこそ樽見線は、岐阜県大垣から樽見まで(34.5km)を第三セクターの樽見鉄道が運営しているが、旧国鉄時代には途中の本巣にある住友セメント(現・住友大阪セメント)からの貨物(セメント)輸送がメインの路線で、貨車を牽引するSLのC11が活躍していた。

 1972年(昭和47年)4月に樽見線のすべてのSLが引退するのを惜しんで、安全対策に前・後面をゼブラ塗装されていたSLたちを記録に留めようと、わたしは3月に大垣機関庫を訪れたことがある。
 
 ところが幼友達が今年の初夏に、樽見線沿線の谷汲口駅近くで長年念願だったハーブ園を開園したことから、仲間とともにお祝いに車で訪れ路線を走る電車を目撃したものの、次回にと思いを残しながら車で帰ったのだった。

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 大垣駅のハイモ330-701形気動車
 JR大垣駅の6・7番線ホームを使用している。

 もともと樽見線沿線は人口過疎の地域で、1989年(平成元年)に樽見鉄道株式会社への経営移行後も輸送人員は減少傾向が続いており、また最盛期には54万トンあったという貨物営業も2006年(平成18年)に廃止されて経営は厳しい状況が続いている。

しかし、岐阜県の清流・根尾川を眺めながら走る樽見鉄道では、沿線の観光地との連携やイベント列車の運行など、営業のための様々な工夫を行っている。

 平成29年秋からは、観光列車「ねおがわ」(ハイモ330-701形気動車)の運行を始め、いつもは土日に本巣駅から樽見までを運行しているようだが、平日のこの日は始発駅大垣から本巣まで運行していた。

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 車両に付けられたエンブレムは、本巣市内の中学生から公募したデザインを採用したものだ。

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 車内の木製の吊り輪のデザインは、鮎の形になっている。

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 樽見鉄道大垣駅6番線ホームは、JR大垣駅5番線ホームの先を切り欠いた造りになっている。

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 ハイモ330-701形気動車
 気動車形式名の「ハイモ」とは、「ハイスピードモーターカー」を意味し、これに機関出力値を組み合わせた名称となっている。

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 大垣駅13:35発車 
 樽見線は、経費削減のため、ほとんどの駅は無人とし、ワンマン運転の単線レールバスで運行されている。

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 しばらく並行していたJR東海道本線と分かれ、揖斐川の手前の東大垣駅に着く。

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 東大垣駅を出ると、列車は揖斐川橋梁に向かってバンクを登って行く。
 
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 斐川橋梁は1900年(明治33年)AアンドP・ロバーツ製などの6連トラス橋(321.7m)で、もともとJR御殿場線の橋梁を移築再利用したものという。

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 横屋駅を出て長良川の支流、犀川を渡る。

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 美江寺駅
 中山道56番目の宿場町で、天保4年に開基した、先手観音を安置した美江寺のある駅。

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 1日フリー乗車券(1枚 1,000円)
 この日は、樽見鉄道大垣駅きっぷ売り場(6番線ホーム)と本巣駅窓口で購入できる、枚数限定の1日フリー乗車券を買った。利用当日のみ発売(前売りなし)。
 
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 路線高架化の工事
 美江寺駅~北方真桑駅間で岐阜県道53号岐阜関ケ原線の四車線化のため、2021年度完成を目指して現在高架化工事が行われている。

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 本巣駅 14:03着(列車交換)
 車両基地と樽見鉄道本社がある。
 1956年(昭和31年)に美濃本巣駅として開業したが、第三セクターの樽見鉄道への移管時に本巣駅に改称された。

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 本巣駅で、右の車両 樽見行きハイモ295-516形気動車へ乗り換える。

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 ハイモ295-610形617
 2008年(平成20年)に三木鉄道(ミキ300ー105)から購入したもの。

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 ハイモ295-315形気動車

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 14:10発
 ハイモ295-516形気動車の運転席

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 本巣駅を出ると山間部に入っていき、トンネルが多くなる。

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 鮎つりで有名な清流・根尾川を眺めながら走る。

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 6連の第一根尾川橋梁(210.0m)
 1~5連はガーター橋。5~6連は1910年(明治43年)のアメリカ製のトラス橋で、かつての東海道本線木曽川橋梁を再利用したものという。

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 谷汲口駅(無人駅)到着 14:20
 旧国鉄の樽見線は、1956年(昭和31年)にこの駅まで開業し、1958年(昭和33年)に美濃神海まで延伸開業された。島式ホーム1面2線だった。
 この駅はサクラが有名で、春の季節に再度訪れたいと思う。

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 古いオハフ502(旧国鉄オハフ33形)が朽ちるに任せ留置されている。

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 谷汲口駅では揖斐川町コミュニティバス(名鉄近鉄バス)が、谷汲山華厳寺バスターミナルまで接続しているから便利だ。

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 この夏開園した、アトリエ・ファブルの「谷汲ハーブ園」
 岐阜県揖斐川町谷汲長瀬1223
 県道40号沿 バス停「長瀬診療所」前

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 天台宗谷汲山華厳寺の仁王門
 延暦17年(798年)創建の西国第三十三番札所の谷汲山華厳寺

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 仁王門の巨大な大草鞋が両脇に架かっている。

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 十一面観世音菩薩を安置する本堂まで続く参道

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 この季節、紅葉が美しい。
 また、春には門前町の両側に植えられた美しいサクラ並木が有名だ。

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 門前町の店で見かけた、名産の菊花石

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 旧谷汲村のマンホールの蓋
 天然記念物のギフチョウがカタクリの花に留っているデザイン

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 谷汲口駅に入ってきた、大垣行きハイモ295-516形気動車

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 ハイモ295-516形気動車
 15:23谷汲口駅発 大垣行き

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 大垣駅16:06着
 
 JR名古屋駅からJR東海道線新快速で大垣駅まで30分、そこから樽見線で谷汲口駅まで約40分。

 朝に思い立って、紅葉を愛でに出かけてよかった、、、。

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 樽見鉄道沿線マップ



参考

〇 今日の一献 ゼブラ面らで、機関区に憩う
―― 在りし日の、樽見線大垣機関区のC11蒸気機関車
http://2011deko.blog.fc2.com/blog-entry-42.html






〇 今日の一献 阿智村の星空には 人工衛星や航空機が飛び交っていた

―― 昼神温泉郷に泊って星空を満喫する(2018年11月)

 日本一『星が最も輝いて観える場所』として名高い、長野県野阿智村の星空観望に行ってきた。

 星空の観望は、その夜の天候などに左右されるから、天気予報や月齢を見ながら出かけるのだが、肉眼では美しい星空が見えて満足できても、それを写真に記録を残そうとすれば、それなりの知識を得て機材も準備しておかなければならない。

 そうした前回の反省を踏まえて今回はそれなりの装備を整え、天候、月齢ともに良好と思われる11月のある日、期待しながら温泉入湯をかねて再びパートナーとともに阿智村に出かけたのだった。

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00-○ 20181111 星座確認図-オリオン おうし座00-004
 
 午後8時過ぎ、東の空に山の端からオリオン座やおうし座が立ち上がってくる。
 プレアデス(スバル)やヒデアス星団が鮮明に見える。
 人工衛星や航空機が飛び交っていた。

000-DSC06352 カシオペア ポラリス

00-○ 20181111 星座確認図-カシオペア ポラリス

 北の空に横たわる天の川の中には、カシオペア座、その左にケフェウス座が見え、下にポラリス(北極星)がある。

000-DSC06390秋の大四辺形

00-○ 20181111 星座確認図-秋の大四辺形

 西の空 右に天の川が流れ、天頂付近にはアンドロメダ、ペガスス座などの星で構成する、「秋の大四辺形」が見える。

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000-○ 20181111 星座確認図-00-0041

 北から東の空へ、画像をパノラマ合成してみた。 

00-○ 02-20181111 星座合成図-00

  撮影した星の画像を、天の川に沿って並べてみた。

 この夜、好天に恵まれた星空観望には完全防寒に身を包んで臨んだものの、標高1,000mの晩秋の高所では、さすがに夜間の気温は4℃と寒かった。


〇 星の饗宴の後 昼神温泉の紅葉の散策

 前夜の「天空の楽園」で星の饗宴を観た後、昼神温泉の湯にゆったり浸かり、払暁から紅葉の散策を楽しんだ。

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 山の端が明るくなってきた夜明けの温泉街

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 昼神温泉の名物、朝市には、地元産品の野菜や秋の味覚が並ぶ。

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 日が高くなると、山々の紅葉がひときわ色鮮やかとなる。

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 温泉街から離れて林の中に佇む、洒落た洋館造りの喫茶店「十字屋」
 様々な小鳥が給水にやってくるのを観るのが楽しい。

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 昼食は、川岸にある蕎麦店の二八蕎麦を楽しんだ。

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 商魂逞しい土産品の店には、「天空の楽園」関連の土産が並ぶ。

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 今回の宿泊は、尾張旭市の保養センター『尾張あさひ苑』だった。
 ここは市民でなくても空き部屋があれば、誰でも泊まれるお値打ちな公共の宿だ。

 昼神温泉保養センター『尾張あさひ苑』
 長野県下伊那郡阿智村智里331-7


〇 中仙道 馬篭宿の秋
 昼神温泉への道すがら、紅葉の進む馬篭宿へも寄ってきた。

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 参考
 http://2011deko.blog.fc2.com/blog-entry-404.html
〇 今日の一献 早春の日本一の『星が最も輝いて観える場所』の長野県阿智村
―― 星空観望と『中馬ぬくもり街道ひな祭り』との昼神温泉郷に泊って


http://2011deko.blog.fc2.com/blog-entry-354.html
〇 今日の一献  いま満開の月川温泉の花桃
―― 月川温泉の花桃を見てきた。




(了)
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