〇 蟹江の夏の川祭り「須成の宵祭り」に行ってきた

―― 川面に映る巻藁船の灯りが 幻想的な郷愁を誘う

 昨夜は、地元の写真クラブの人達と、愛知県西部にある蟹江町の須成祭(すなりまつり)の宵祭りの写真撮影に行ってきた。

 須成祭は、愛知県蟹江町にある冨吉建速神社と八剱社の夏の祭礼で、疫病退散を祈願する天王信仰に由来する祭りとして江戸時代からの400年の歴史を持つ川祭だ。

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 冨吉建速神社と八剱社は、733年(天平5年)に奈良時代の僧・行基が勧請して創建したとされ、また社殿はかつて織田信長が造営したとの言い伝えもあり、重要文化財に指定されている。

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 境内には夜店が建ち、近在からの多くの人出で賑わっていた。

 蟹江町北部の須成地区は、古くから農業と商業を生業としてきた地域で、須成祭は地区の氏神の祭礼として地元の人々の手で伝統が受け継がれている。

 須成祭は百日祭ともいわれ、穢れを葭(よし)に託して流す御葭行事や宵祭りの巻藁船(朝祭り:車楽舟)の出る川祭を中心に、7月初旬から3か月間にわたる諸行事が行われ、2012年には国の重要 無形民俗文化財に指定されている。

 この夜の宵祭りには、稚児を乗せた一艘の巻藁船が、川下にある飾橋から冨吉建速神社・八剱社の近くの天王橋まで蟹江川を上る。(午後8時~10時 飾橋~天王橋)

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 公民館で行われた宿囃子
 この夜の宵祭りには、まず公民館で宿囃子が行われた後、稚児を乗せた巻藁船が天王橋まで55分かけて蟹江川を遡る。

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 巻藁船に向かう稚児の行列

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 蟹江川を上る宵祭りの巻藁船
 祭りの中心となる宵祭の巻藁船は、数多くの提灯で飾られ稚児を乗せて祭囃子を奏でながら蟹江川を上る。

 川面に映る巻藁船の灯りが、幻想的な郷愁を誘う。

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 人力で川の両岸からロープで引かれた巻藁船は、ゆっくりと進んで来る。
 半円に飾られる「巻藁提灯」の数は1年の日数を表す365個、中心に立つ「如意竹」に縦に並ぶ提灯は1年の月数の12個(閏年は13個)、巻藁提灯の下の小さな「ほおずき提灯」は一月の日数の30個とされている。

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 巻藁船に乗った稚児が冨吉建速神社・八剱社の近くの天王橋の袂の船着場で下船し神社に奉納すると、祭船に飾られていた赤いほおずき提灯と餅が船の上から見物客に向かって投げられ、次いで打ち上げ花火でこの日の行事が終了する。

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 須成祭は、「山・鉾・屋台行事」を構成する33の祭りのひとつとして、昨年(平成28年)12月にユネスコの無形文化遺産に登録された。

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 なお、次の日の朝行われる朝祭では、巻藁船を模様替えして大屋台に高砂人形を安置し、梅花・桜花で飾られた車楽船(だんじりぶね)となって、再び稚児を乗せて飾橋から出発し、祭囃子を奏でながら天王橋まで川を上り、神社に奉納する。(午前9時~12時 飾橋~天王橋:参考画像)

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https://youtu.be/sECBPmuja2k











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