〇 今日の一献 「日本三名泉」の一つ 下呂温泉に行ってきた

―― いまどきの温泉街は、、、、

 今秋、ついに愛知県を横断した台風16号が近づく悪天候の中、すでに予定・予約してあったことを理由に、『ええい ままよ』とばかりの勢いを駈って、列車に乗って岐阜県下呂市にある下呂温泉に行ってきた。

 ご存知の通り、下呂温泉は、江戸時代の御用学者林羅山が、有馬温泉と草津温泉とともに「日本三名泉」に数えたことで良く知られることになった、1000年の歴史を持つ名湯だ。

 泉質は高濃度アルカリ性単純泉で、皮膚の角質を取り“天然石けん”の別名も持つ「美肌の湯」として古くから知られている。

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 駅前広場に設置された下呂温泉の由緒

 ここは今まで何度も訪れた湯の街だが、今回はパートナーの高齢の母への親孝行を兼ねてのゆったりとした湯治行だったから、街の中央を流れる飛騨川(益田川)を挟んで水明館と覇を競う小川屋を宿に選んだ。

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 下呂温泉 和みの畳風呂物語の宿 『小川屋』
   岐阜県下呂市湯之島570番地
   http://www.gero-ogawaya.net/spa/

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 夕食には、演出として湯葉鍋と飛騨牛のしゃぶしゃぶの鍋物を中心に、鮎の焼魚を添えた和食のコースで、美味しかったから堪能した。

 笑顔も絶やさず、甲斐甲斐しくわたしたちのテーブルをケアしてくれたのは、中国山東省出身の若い仲居サン。日本語も堪能で、よくトレーニングされていると一同感心しきりで満足だった。これも、近年増加している中国からの観光客への対応のためだろうか。

 端境期の平日だったからか、与えられた部屋は前室を持つ川側の12.5畳の和室で、3人がゆったりと寛ぐことができた。

 チエックインのときに館内有効のお土産券(1,000円分)がもらえたり、宿のFaceBookに「いいね」をすると喫茶券がもらえるなどのサービスイベントも工夫されていた。
 バイキング形式の朝食は和・洋料理の各品が用意され、まずまずの充実だったものの、デザートが少々バラエティに欠いていたのには少し不満が残った。

 肝心の温泉施設は、転倒防止のためか珍しく、大浴場の床全体が「和みの畳風呂」と称する畳敷きになっていたことには驚いた。最近改修された露天風呂も快適だった。
 温泉宿に来て、夕、晩、朝の3回も湯に浸かれば、それなりに来た甲斐があったということになるだろうか。
 
00-Panorama 下呂温泉-01

 台風通過の影響で、前夜は大雨・洪水警報が発令されるなど、眼前を流れる益田川の氾濫や交通機関の途絶などが心配された。

 しかし、日付が変わるころにはやがて雨足も遠ざかり水位も下がって、他に目立った被害も無く事なきを得て、穏やかに曇が広がり山もよく見えるような朝を迎えてホッとした。

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 川のはるか対岸の浅瀬には、早速、朝食の獲物を狙う白サギが佇んでいた。

 この温泉地には、湯ヶ峰の山頂で1000年前から湧出していた温泉が止まった後に、700年前に改めて河原に湧出しているのを発見できたのは、一羽の白サギのおかげだったとの「白鷺伝説」があるけれど、今朝の白サギのように、たまたまサギに目を引かれたところに温泉が出ていたと言ってしまえば艶消しになる。

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 河原から湧出する湯元は複数あるが、これは下呂温泉の湯元の一つで、各旅館に配湯する大きな貯湯タンクを備えている。

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 街中に幾つかある足湯施設の一つ、「鷺の足湯」
 湯元に近い場所にあるこの足湯は、湯の温度が高い。

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 これも足湯施設の「ビーナスの足湯」


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 高度経済成長時代のむかしの温泉街は、様々な団体の慰安旅行などの格好の目的地として繁栄し、夜には酔客であふれる猥雑な紅灯の巷と化していた。

 時代は大きく変わり、低成長による団体客の激減などに伴いそれらの施設は姿を消し、いまでは温泉地は、全国的に静かなしっとりとした環境で、ゆったり安心して入湯を楽しめる観光地となっており、近年は特に若い女性の人気を集めているようだ。

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 水の引いた益田川の河原には、彼岸花が咲き、もう秋の気配が感じられた。

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 街中には、今は無き漫画家の小島功氏が描いた、なつかしい美人画がプレートに残る。

 左下には、白サギを描いた「いい湯 いいまち 下呂のまち」の文字入りのカラーマンホールの蓋が見える。

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 1984年から32年間にわたって下呂温泉の観光ポスターを描いてきた、漫画家の小島功氏の逝去に伴い、「若い世代へのアピールにつながれば」との思いを込めて、2016年から水戸出身の若手イラストレーター、カスヤナガト氏(30歳)を起用した新しいポスターが使われることになった。

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 高山本線 下呂駅を出て禅昌寺駅へ、益田川第五橋梁を渡る普通列車(キハ25形気動車)

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 来たときと同じように、高山本線キハ85系気動車特急「ワイドビューひだ」で帰った。

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 鳴き声が下呂を連想させるカエルの絵が描かれた、カラーの消火栓の蓋。











〇 今日の一献 『神の手・ニッポン展』

―― 改めて「極める」とはこういうものだと知らされた。

 現在、名古屋市中区のテレピアホールで開催されている、「人間技とは思えない!神の手を持つ日本人作家の合同展『神の手・ニッポン展』」に行ってきた。

 子供のころから、誰もが一度は手にし、使ったことのある素材で、誰にもまねの出来ないほどの高みに到達した作品を創り出すアーティストたち。

 そうした「神の手」を持つ6人のアーティスト達の作品が、初めて一堂に会する展示会が開催されており、今回それらの作品に触れて、改めて「極める」とはこういうものだと知らされた思いだった。

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 ● 6人の作家
  太田隆司 (紙の魔術師/ペーパーアーティスト)
  島木英文 (遠近法の匠/ミニチュアハウスアーティスト)
  山田卓司 (情景王/ジオラマアーティスト)
  金谷美帆 (ビーズの織姫/ビーズアーティスト)
  SouMa (立体切り絵のプリンセス/立体切り絵アーティスト)
  安部朱美 (昭和の家族のきずな伝道師/創作人形作家)

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 展示場の入口に展示されていた6人の作品群。
 (撮影してよいものとして展示されていた。)

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 太田隆司 -「草むらのシンフォニー」
 (紙の魔術師/ペーパーアーティスト)

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 島木英文 -「農の家 囲炉裏場」
 (遠近法の匠/ミニチュアハウスアーティスト)

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 山田卓司-「プラモデルの日」
 (情景王/ジオラマアーティスト)

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 金谷美帆 -「フィボナッチのバラ」
 (ビーズの織姫/ビーズアーティスト)

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 SouMa -「紙の首飾り」
 (立体切り絵のプリンセス/立体切り絵アーティスト)

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 安部朱美 -「母ちゃんのところまでもうちょっと」
 (昭和の家族のきずな伝道師/創作人形作家)


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 これらの作品がよほど気に入ったのか、わがパートナーは、後日再び、娘や孫とともにこの展示会を訪れたようだ。

 なお、展示会の開催は、9月4日(日)18時まで。
  http://a-files.jp/kaminote-nippon.html



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