〇 今日の一献 土用の丑の過ごし方

――― 蒲焼「ナゴヤうなぎ」の味

 今日(7月29日)は土用の丑だから、食べるのは、やっぱり「うなぎ」だろうというのが大方の思いだろう。
 このじりじり照り付ける太陽の下、暑い暑い時期を、うなぎでも食べて精をつけて乗り切ろうという江戸時代からの日本の知恵だ。

 わたしも蒲焼の「ナゴヤうなぎ」の味が好きな方なので、ときたま食べることがあるけれど、しかし、よくよく考えてみると、現代人はむしろ肥満にさえ悩まされるほどの高栄養を普段から摂取しているから、なにもこの日を選んで、財布の中身を心配しながら平日の人気店の長蛇の行列に並ぶ必要もないと思うのだけれど。

 まして、真っ当な人気店では、たとえ行列の途中でも「鰻」がなくなれば、今日はおしまいと冷たく店じまいを宣言されたりして、せっかく費やした並んだ時間を、失望とともに無駄にすることにもなる。
 ところで、要は自分の好みによるけれど、鰻屋は、講釈が少なくて良いが不思議と無愛想な店員が多いのはどうしてだろうか。
 
 講釈が過ぎてしまうかもしれないけれど、「ナゴヤうなぎ」は、不動の全国一の生産量を誇る愛知県、その三河一色産のうなぎを、背開して蒸してから焼く関東風と違って、腹開きして串を打って備長炭で焼く。タレは、これも愛知県産の醤油「たまり」を甘めに味付けたもので、焼いたうなぎの串をこれに何度も潜らせながら味を深める。

 そうすると、皮の表面はパリッと香ばしく、中はふわっとした柔らかい、美味いうなぎの蒲焼が出来上がる。この暑さの中、焼き場はうなぎを焼く真っ赤に焼けた備長炭の熱と、煙で調理人を悩ませるが、味にこだわる職人のプライドはこれに動じない。
 そもそも、泥水に棲むうなぎを、長時間真水を通して泥を吐かせて臭みを取り、生きた状態で手早く捌いて、注文を受けてから焼きに入るという、職人の技が込められている手のかかる料理だとすれば、値段は安いはずはなく、いつも食べられるものではないはずだ。

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 だからこの日は、むしろ出自の不明な下手な廉価版のうなぎで満足せず、熱中症に最大限の注意を払って、水分を十分に摂り体調を整えた上で、土用の丑が過ぎた休日に、めざす鰻屋の開店時間前に早めに行って、ゆったり好きなメニューを注文するというのが賢明ではないだろうかと、わたしは思うのだが、、、、。


  蒲焼「ナゴヤうなぎ」の店

○ 表面が香ばしく中はふわっとした柔らかいうなぎー「イチビキ」
   名古屋市中村区名駅南1-3-16
   052-582-3811
 昭和14年創業の老舗「イチビキ」は、備長炭で焼いて、甘辛のタレと表面はカリッと香ばしく中は柔らかい、わたし好みのうなぎを堪能できる。なお、てんぷら系は、先代が亡くなって、現在のところ休止している。広小路にうなぎを焼く煙がもうもうと流れ、いかにも「店、やってますよ。」という感じが嬉しい。

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○ なごやのひつまぶしの原点で、伝統の味ー「あつた蓬莱軒 神宮店」
   名古屋市熱田区神宮2-10-26
   052-682-5598
 創業明治6(1873)年の老舗で、お櫃に盛ったうなぎとごはんを、しゃもじで小分けして食べるスタイルを確立し、唯一『ひつまぶし』の登録商標をとっているという。三河一色産のうなぎを、備長炭でカリッと焼き上げ、創業以来のタレとの相性も抜群だ。客の回転も速いから、いつも味に失望はない。
 外国人をはじめ、全国からの客で行列ができるから、待つことを覚悟して行く必要がある。3杯目にはさっぱりしたお茶漬けで食べるのが通好みというが、好みにもよるけれど、わたしは生臭く感じるから好まない。

0P1330808あつたほうらい

○ 3杯目は、のりを乗せた出汁茶でお茶漬けをー「しら河 浄心本店」
   名古屋市西区城西4−30−3
   052-524-1415
 創業昭和28(1953)年。焼きタレは、醤油「たまり」をベースにした甘みがあり、うなぎは三河一色産。蒸してから焼く関東風と違い、ここでもうなぎは焼きだけだから、皮は香ばしくカリッとして、脂がのった身はふわっとした食感で、満足できる。海苔の入った袋に、いただき方が書いてあるから迷うことはない。

0P1030430西区しらかわ

○ 大井川の水で育ったうなぎを、二度焼きした香ばしさー「まるや本店 名駅店」
  名古屋市中村区名駅1-2-1 名鉄百貨店本館9F
  052-585-7108
 ここでは、大井川の水で育った、さばきたてのうなぎを、二度焼きして皮は香ばしく、しかし身はふっくら。こだわって、三河産の醤油「たまり」を使うというタレとは絶妙に合う。

0P1160407 まるや

○ 明治期からの広小路の老舗ー「宮鍵」
  名古屋市中村区名駅南1丁目2-13
  052-541-0760
 創業明治32(1899)年の、うなぎとかしわ(鶏肉)料理の老舗。
 小さな間口だが奥は深い、中庭のあるうなぎの寝床の店で、陶板壁画まである座敷の店で味わう「櫃まぶし」や「親子丼」は、古くからの常連客も多いようだ。


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 とりあえず今回は、わたしの手元に写真のあった店だけを載せてみたが、この他にも名古屋市内には「ナゴヤうなぎ」を楽しめる老舗は多い。






〇 今日の一献 水田の主 殿さまガエル

――  殿さまがえるの思い出

 名古屋の西部、中(村)の郷の惣兵衛川用水流域の水田。

 最近、都市化が進んでめっきり水田も少なくなったけれど、それでも小宅の北の小さな水田で米作りをする農家がある。
 植えられた稲が大きく育ちつつあるこの水田では、今やトノサマガエルが主役となって、飛び跳ね、泳ぎ回る。
 

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 トノサマガエルは、日本のカエルの代表的なカエルだが、不思議と関東地方には居なくて、よく似たカエルは、わたしは見たことがないのだが、「トウキョウダルマガエル」というのが居るそうだ。名古屋から西部でも、「ナゴヤダルマガエル」というのが居るそうだけれど、それはごく稀で、貴種になるそうだ。

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 この画像のカエルは、背中線がないからナゴヤダルマガエルのようにみえるけれど、背中線が出てないオスのトノサマガエルのようだ。

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 もう半世紀も前のことだが、わたしが中学生のとき、理科のK先生から明日カエルの解剖の実験をするから捕まえてくるようにといわれていたけれど、誰かが持ってくるだろうと思ってか、誰も持ってこなかったことがあった。

 怒った先生から、「今から15分で捕まえて来い。」と言われて、あわててクラス全員が学校から走り出て、周りの水田で調達して来て授業を受けた思い出があるけれど、今はほんと、都市化が進んで水田が少なくなった。

 麻酔薬のクロロホルムの臭いや、胸骨を切って開腹すると大きく膨らんで飛び出たピンクの肺、培養液の中で心臓が規則正しく拍動していたことなど、命をいただいて生けるものの仕組みの学習とはいえ、今でも鮮明な記憶があります。

 今の生徒達の授業は、どうしているのかなと思う。


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〇 今日の一献 自然が包み込む我家の小庭
―― 貴種か、奇種か、それとも稀種か。カエルの、ぴょん太 再び。
http://2011deko.blog.fc2.com/blog-entry-120.html

〇 今日の一献 とのさまカエルの、ぴょん太
 自然が包み込む我家の小庭
http://2011deko.blog.fc2.com/blog-entry-19.html




〇 今日の一献 名古屋市の「敬老パス」への白日夢

――― 敬老パスに関する三題ばなし

 人は、「持てば持つほど欲しくなる。」とよく言われる。
 これは、人は、豊かになればなるほどそれに満足せず、もっと豊かになりたいという願望は留まることなく、結局、欲望には際限が無いのだという、人間の悲しき性をあらわす諺らしい。


 名古屋市では、高齢者への福祉施策の一つとして、市民が65歳となると、「敬老パス」が支給される。
 このパスを使えば、名古屋市営のバスや地下鉄、三セクのあおなみ線などの運賃は、どこまで行っても全て無料だから、高齢者は家に閉じ籠もらないで積極的に街中や様々な施設などへ出かけて知的・身体的活動に参加できるよう、いわゆる社会参加・健康づくりの支援に大きな役割を果たしているありがたい制度だ。

 昨年、65歳の誕生日が来て、わたしは初めて敬老パスを手に入れた。
 先月、第2の職場も退職し、当面は家にいることが多くなったから、このごろパスの出番はめっきり減ったが、それでも時々用があって地下鉄やバスで街に出るときに使って、結構ありがたく重宝している。 

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○ 「敬老パス」への白日夢 その1 「敬老パス」の抵抗感

 今更だけれど、パスを使い始めてすぐに感じたことだが、自動改札機にパスを入れると、改札機の取出口からパスが出て、ゲートが開くが、ついでに敬老パスを使ったことを示す、傍のランプが光る。
 ランプが光る事も少し気恥ずかしいことだが、取出口から出てきたパスには当然「敬老パス」と書かれていて、何やら自分が高齢者であることを今更に思い知らされたような気後れがしてしまうのだ。

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 それではと、パスを通す時に黒い裏を向けて通してみても、改札機の中でどうなっているのかわからないけれど、出てきたパスは正しく表を向いて出てくるのだ。

 だから、これに対抗するには、今まで通り何も見ないでパースからパスを取り出し、(ここまでは良いのだが、)改札機にパスを入れる時に、いやいやながら結局は敬老パスの表示を確認しながら向きを逆さまにして入れれば、出てきた時に「敬老パス」は読まなくて済むことはできるのだが、、、、。さても、どうにかならないものだろうか。

 わたしが身勝手なことを言っているのは重々分かっているつもりなのだが、まだパスをいただいて日の浅い新米高齢者のわたしには、これからもまだ暫くはこの抵抗感が続くのにちがいない。

○ 「敬老パス」への白日夢 その2 ポスターの中に「敬老パス」を探して

 先日、久しぶりに降りた地下鉄駅の柱に見つけたポスターは、「日本を一枚で。」と大書して、主要交通機関各社の交通系ICカードが、全国で相互利用ができるようになることを知らせるものだった。

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 これを見て、詳しく読まないままに、わたしは思わず自分の目が、これらの主要な乗車カードの中に「敬老パス」を探しているのに気が付いて、思わず苦笑してしまった。

 わたしの白日夢は、この画像のように、ポスターの中に名古屋の「敬老パス」もあったら、きっとこのパスで全国の主要交通機関を乗り継いであちらこちら旅行ができるのになという欲張りなものだったからだ。

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 2013年3月23日から、主要なIC乗車カードの全国相互利用が開始された。Kitaca、PASMO、Suica、ICOCA、PiTaPa、nimoca、はやかけん、SUGOCAなどとの相互利用が可能となったのだが、当然敬老パスは含まれない。

○ 「敬老パス」への白日夢 その3 ICカード専用改札機への戸惑い

 名古屋市の交通局では、2011年の2月11日からICカード乗車券「manaca」を導入・発売するようになって、今まで差込み式だった改札機から、差込み改札機能に加えてICカードの読み取り機能を備えた、新しい併用改札機を導入した。
 だから、敬老パスを使う者は、今まで通り何の苦もなく、この併用改札機を通る事が出来た。

 しかし、最近になって、多分、先に書いた「manaca」の普及誘導と全国交通系ICカードの相互利用化に伴うものだと思うけれど、新機種としてICカード専用改札機が設置されるようになってきた。

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 もうお分かりのように、敬老パスは差込み式の改札機でしか使えないから、新型の専用機では使えないことになる。今は小さな改札口で2つ改札機があれば、必ず1つは併用機が設置されているから、すぐに気が付いて、使える隣の改札機にパスを通すことが出来る。

 しかし、これが名古屋駅とか栄などの大型主要駅となると、わたしの目から見て、ICカード専用改札機が専らまとまって設置されており、結果として併用機は片隅に追いやられている(ように見える。)ことで、近頃、わたしばかりか他の高齢者でも、使える併用機を探して戸惑う姿をしばしば目撃するようになった。

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 だから、今は過渡期の期間であって、早晩全てがICカードに移行するに違いないだろうから、「敬老パス」も早い時期にICカード式パスとなれば、高齢者のこうした苦痛を速やかに解決できるに違いないと思うのだが、どうであろうか。

 一説では、2015年9月からの敬老パスのICカード化が検討されているというが、それが実現すれば、この「敬老パスへの白日夢」の2つは一挙に解決することになるわけで、大いに期待したいものだ。

● 敬老パスについて
 この制度は、福祉乗車証(定期乗車券)として1973年から始まり、当初「敬老特別乗車券」と称して負担金はなかったが、高齢者の急増と市の財政悪化に伴い、今では所得に応じて3段階に分かれた負担金を払って手に入れることになる。しかし、それでも負担金の最高額でも年間5千円だから、有効活用できる市民にとってはありがたい施策だ。

 平成22年の時点で、敬老パスの制度を実施する政令指定都市の内、65歳からは名古屋市だけだ。他都市では、65歳以上で利用一回100円の堺市を除き、全て年間負担金付きで70歳以上からとなっている。

 なお、平成23年度には、敬老パスを利用する者は、市内の65歳以上の人口の64.0%に当たる30万4千人となっており、事業費131億円のうち、市の負担額は、120億円に上るという。
 現在、市の財政状況の悪化と継続する高齢者の増加傾向から、将来に向けた利用者負担金の値上げや市の事業費などに関して、市と議会でさまざまが議論がなされている。

 また、「敬老パス」とあわせて、名古屋市内にある東山動植物園や名古屋城などに特別割引料金などで入場できる敬老優待券付きの「敬老手帳」も交付されている。



〇 今日の一献 大岩に見つけた動物の顔

――― 三重県桑名市の長島温泉『湯あみの島』の庭園

 あなたもわたしのように、邪心のなかった子どもの頃には、空を行く雲や家の天井、あるいは壁のシミの形の中から、何かの動物や自動車とか飛行機などを見つけ出して遊んだことがあったに違いない。
 しかし、長じていくうちに、いつしかわたしはそうした無垢な心を失ない、邪心や猜疑心に満ちた大人になってしまったように思う。


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 ところで、あなたは、この画像に写る大岩を見て、何かの生き物を見つけられるだろうか。

 先日、義母を伴いパートナーと行ってきた、三重県の長島温泉『湯あみの島』。
 わたしの家から車で40分程の所にある、総合リゾート施設の一つで、近くにある「なばなの里」や「花市場」と合わせて近頃よく訪れるようになったが、今年開設50周年を迎えるという。

 風呂から出て、時間待ちに一人、一階の「湯上り茶屋」のカウンターで、風呂上がりの定番のミルクコーヒーを飲みながら、なにげなく窓の外の大岩で構成された庭園を眺めていたのだったが、ふとしたはずみにわたしの頭の中で、目の前の大岩の表面が何かの動物の顔と繋がって見えた。

 もう一度見直してみると、今度ははっきりと、右上を向いた熊の顔が岩の表面に見えるようになった。
 (あるいは、熊の顔の後ろには、顔を傾けてこちらを向いた象が見えるかもしれない。) 
 そして、その気になって、改めて周りの岩を眺めてみたら、熊の右隣の岩はライオンに見えた。

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 嬉しくなって、傍らの「湯上り茶屋」の従業員に聞いてみたら、彼女も全く知らなかったけれど、その気になって見たらそう見えるようになったという。

 家に帰ってから暫くして、ある日、わたしは急にある衝動に駆られて、もどかしい気持ちでようやく探し出したのが、以前ここで撮ったこの画像だ。

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 この画像は、今年の正月に訪れた時に撮った同じ庭園の左手部分の画像だが、やはりその気になって眺めてみると、建物に近いところの岩は、右を向いた龍の頭に見えてきた。

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 そうして考えていくと、この庭園は、起伏が少ない広いスペースに、見通せる枝の少ない木々を植えて、ただ、下草や苔を伴った様々な形の大岩を、一見無造作に置いて見せただけに思えるのだが、ここには人が歩いて通ることができるような飛び石や杣道もないから、この庭は、専ら建物の中から眺められることを想定している。

 だから、この庭園の設計者の狙いは、湯上り後のゆったりとした気持ちで庭を眺める者に対して、様々な形の大岩を見せながら、きっと、その大岩の中から色々な動物を探し出す遊び心を提供しているのに違いないのだと思う。
 これらの大岩が全て自然石なのかどうか、わたしにはわからない。しかし、場合によっては、ここにあるすべての大岩にそうしたメッセージが込められているのかもしれない。そうこう考えていくと、この庭の設計者は、大変な労力と緻密な設計の基に、この庭園を造成したのだと思うのだ。

 お断りしておくけれど、この庭園には、その由来や意図を説明するような案内板などは一切ないから、これはわたしの気付いた単なる仮説に過ぎない。

 でも、いつかあなたもここを訪れる機会があったら、是非一度、わたしのように、この「湯上り茶屋」のカウンターで、冷たいミルクコーヒーを飲みながら、目の前の庭に置かれた大岩の中から色々な動物を探してみたらいかがでしょうか。


 長島温泉『湯あみの島』
http://www.nagashima-onsen.co.jp/yuami/index.html/







〇 今日の一献 退任の日の三景

―― ついに来たこの日。それは、これからの日々の始まり。

○ 退任の日の三景 その1
 6月16日。この日は、わたしにとっての第2の職場の退任の日だった。

 これから先、毎日の日々が休日となる。

 これまでわたしは、感謝の気持ちをこめて、毎日この写真を撮ってきた。
 業者が配達する昼食弁当をやめて、2012年8月から始まった、パートナーお手製の昼のお弁当も、ついにこれが最後となる。

 長い間、ほんとうにありがとう。ご苦労様でした。


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○ The 3 views of my retirement day, No.1
June 16. It is final day, the resignation of my 2nd workplace.
From next day, the everyday is going to be a holiday for myself.
But I have been taking the photos of it with my greatly thanks for her love every day.
At last, this will be the last one, my partner’s homemade lunch which began in August, 2012. Thank you so much!!

○ 退任の日の三景 その2
 この地方では、自分や家族に慶事・祝い事があると、『内祝い』と称して、慶びと感謝のお裾分けとして、親しい友人・一族にささやかな贈り物をする風習があることはご存じのとおりだ。

 だから、今日わたしは、自分の職務を無事、それなりに全うしたことの内祝いとして、職場の皆に、感謝の気持ちを込めて紅白饅頭を贈った。


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○ The 3 views of my retirement day, No.2
It is the common customs and manners in Japan, when there is an auspicious occasion for oneself, we give a small present to close friends as the own celebration "Uchi-Iwai".
I have given a red-and-white steamed bun "kou-haku manju" to work friends as a present of the celebration of myself of having accomplished my duties safely today.

○ 退任の日の三景 その3
 最後の日の仕事をきっちり終えて、今夜、清々しい気持ちで家に帰ると、退任のお祝いの大きな花束が届いていた。
 
 これまで、わたしの仕事を支えてきて下さった職場の皆さんやご支援を戴いた方々に、深く感謝いたします。

 どうもありがとうございました。


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○ The 3 views of my retirement day, No.3
When I returned home, the bouquet of the celebration arrived tonight.
I thank all of the friends of workplace deeply.
Thank you very much!!

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○ それは、これからの日々の始まり
 わたしが勤め始めた若い頃は、確か定年退職という概念が無くて、普通55歳か56歳ごろになると、先輩たちは上司から勧奨されて退職されていた。
 それが、いつしか60歳の年齢が老齢年金の支給時期に合わせて定年退職の時期となり、とうとう今では65歳からしか年金が支給されないことになって、企業など雇用者側は、被雇用者を65歳まで雇用延長するか、それとも60歳で定年退職させた後に65歳まで再雇用するか、どちらかを選択して雇用する義務があることになっているから、いずれにせよ働く者にとっては、65歳まで働くことになる。

 思えば、ここ二十年くらいの間に、10年間も働く期間が延長されたことになるわけだ。
 わたしの場合、大先輩たちを見習ってか、自分の健康にもそれほど気を留めず、むしろ不健康な生活態度で過ごしてきた者としては、この歳までよくぞ生きながらえたものとの感慨のほうが深く、正直言って戸惑いさえ感じているほどなのだ。

 「それで、これからどうするの。」と、友人、知人から良く聞かれるこのごろだけれど、そんなときは、とりあえず「少しゆっくりして、また好きなことを始めようかと考えている。」と応えることにしている。

 朝、淹れたての薫り高いモーニングコーヒーをお目当てに、少し遠い喫茶店へ行くようになって、決って屋外のテラスのテーブルで、時間を気にしなくてゆったりとコーヒーを啜りながら新聞や好きな文庫本を読むことが出来るようになったのも、長かった仕事の義務から離れたおかげなのだとつくづく思う。

 当面は、そんなことで、これからの日々が始まって行くのだろう。

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