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愛知県の祖父江ピーマンの収穫体験に行ってきた

  ―― 近藤園芸のハウス促成栽培のピーマン 

 幼友達の親族が経営する愛知県祖父江町の農園へ「ピーマンの収穫体験に行かないか?」とのお誘いの電話を受けて、珍しくも早起きをして友人たちと行ってきた。

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 今回訪れた近藤園芸は、ビニールハウスを使ったピーマンの促成栽培をしており、ミツバチによる受粉やテントウムシなど4種類の天敵昆虫などを利用した害虫駆除で、ホルモン剤や化学合成農薬の削減に取り組み、消費者に安心できる栽培品の出荷に努力しているという。

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 70aの農地に、4カ所のビニールハウス群を設け、1ヵ所につき8,000本のピーマンを栽培しており、各区画に分けて12月から7月中旬にかけて順次収穫・出荷している。

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 今回お呼びがかかったのは、普段の収穫が一段落して、次のサイクルに向けて苗の植え付け作業への整理前に、収穫を体験してもらおうと開放したものだった。

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 収穫終期の現在、ハウス栽培のピーマンの丈は路地ものとは違って、見上げるほどに成長しており、ぶどう狩のように上を向いての収穫だったのには驚いた。

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 ハウスピーマンは、暖房・設備費などコストがかかるものの、路地ものに比べて皮・実 が柔らかく消費者好みとなり、外部遮断により、病・害虫からの保護などの栽培上の品質管理や天候に左右されない安定した出荷時期を調整できることなどが、大きな強みとなっているに違いない。

 また、病害防止のためには、収穫時に使うハサミさえ消毒を怠らず、天敵昆虫の保全のためには喫煙者をハウスに入れないなどの注意も徹底しているという。

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 せっかく来たのだからと、ご好意に甘えて、各人、用意していただいたダンボール箱一杯に収穫して家路に就いた。

 おかげで帰ってから、向え3軒両隣に留まらず、遠方にまでお裾分けして、みなさんに喜んでいただくことができた。

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 ところで、ピーマンの赤くなったものを、「辛いのではないか。」とか、「古いのではないか?」とかいって、一般に忌避する傾向があるようだ。
 だから生産者は出荷しないし、商品として売り場でも見かけることはない。

 しかし、ピーマンは熟してくると赤くなり、かえって甘さも増してくることを、私たちは単に良く知らないだけだ。
 近頃では、ピーマンの親玉みたいな大味の赤や黄色のパプリカが広く認知されてきているが、それといっしょだと思えばいいのだろう。

 今回、別に収穫してきた熟した赤いピーマンは、聞いたとおり、なるほど甘くておいしく、サラダやチャーハンに入れて色取り効果もあって、おいしくいただくことができた。


 ピーマンの生産及び販売
 「近藤園芸株式会社」
   愛知県稲沢市祖父江町両寺内83
   http://kondo-engei.co.jp/our.html



〇 名古屋中区の「フラリエ」の庭園の竹に花が咲いた 2019


―― 開花の宴の後に、枯死する定めとは哀れ

 「竹は百年に一度、黄色い小さな花を付けるという。その可憐な花が落ちた後、竹林は枯死する。その様は、あたかも全山、黄金色に染まるがごとくであるという。」

 これは1971年に、京都嵯峨野「野々宮神社」一帯の23,000㎡の竹林で発生した真竹の枯死に着想を得た、結城忍の短編『竹の花』の冒頭部分だ。

 いま、名古屋市内中区の久屋大通にある「フラリエ」の庭園に植えられた、キンメイチク(金明竹)に、珍しい竹の花が咲いている。

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 竹はイネ科の植物で、通常は地下茎で広く繁殖するが、寿命は種によって60から120年で、4~5月ごろに一斉に花が咲き、実が落ちると枯死する。

 そのため、同時期に種から生えて竹林となって山を覆っていた場合、寿命が尽きればその一帯の竹林が広範囲で枯れることから、古来、珍現象として人々を驚かせてきた。

 山に生えるクマザサ(隅笹)などが開花すると、精力がつく落ちた実を野鼠が食べて大繁殖するから、「竹の開花は、飢饉の前兆となる。」と、かつて古老から聞かされたこともあった。

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 しかし、開花の宴の後に枯死する定めとは、真に哀れ。

 結城忍は、道ならぬ恋い慕う人に仮託してきた竹林が、花を付けたことで枯死することを悟り、その前に自らの手で焼滅させてしまう男の複雑な心理を描く。

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 この真竹の一種のキンメイチク(金明竹)は、竹稈が黄金色であることからその名がある珍種で、芽溝部には緑の縦縞が入るなど美しく、ここフラリエの庭園でも観賞用に植えられている。

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 小規模な庭園の竹林とはいえ、街中の身近な場所で、一生のうちに出会うかどうかの珍しい現象を観に、あなたもお出かけになりませんか。

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 フラリエ庭園内に植えられた開花したキンメイチクが観られる場所

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 「久屋大通庭園フラリエ」
 名古屋市中区大須四丁目4番1号
 入場無料
 かつてのランを中心とする庭園展示施設「ランの館」を公園として再整備して開設された。

南信州 飯田のりんご並木は いま花盛り 2019

  ―― 大火復興の防火帯に潤いを与えるりんごの並木

 飯田市街の中央部には、諏訪町から扇町あたりにかけて幅員30m、東西の長さ1.2 kmの大通がある。
このうち300mには12種類26本のりんごの樹が植えられた「りんご並木」となっており、いま(4月下旬)花盛りを迎えている。

 このりんご並木は、市街地の8割を焼失したという1947年(昭和22年)の「飯田大火」の復興過程で、当時の飯田市立飯田東中学校の生徒達から、新しい防火帯にりんごの樹を植えることが提案され始まったものだ。
現在も東中の生徒たちによる施肥、剪定、収穫などの管理が続けられている。

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00-panorama 20190426 飯田市りんご道

 幅員30mの大通の中央緑地帯に「りんご並木」が続く。

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 「シナノスイート」の花

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 「フジ」の花
 
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 「王鈴」の花
       
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 「陽光」の花

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 飯田市の汚水管マンホールの蓋
 市のシンボルの樹であるりんごをデザインしたカラーマンホールの蓋。
 下の大きなりんごには市章が入っている。

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 「りんご乙女」と「市田柿ミルフィーユ」
 一服サービスのお菓子とお茶を頂いた。

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 お菓子のマツザワりんご並木店

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 昼神温泉の朝市では、南信州のりんごが売られていた。

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 りんごをイメージするJR飯田駅の駅舎
 飯田市中心部にあるJR飯田駅は、長野県の辰野駅と愛知県の豊橋駅を結ぶJR飯田線の駅。
 赤と白のツートンカラーが印象的な駅舎のデザインは、信州名物のりんごをモチーフにしている。

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 JR飯田駅前に設置されている、山本正道の作品「りんごを持つ少女」の像








湯治と星空と花桃を訪ねて 南信州の阿智村へ行ってきた 2019

  ―― その2 南信州 阿智村の一本桜 「御所桜」の夜景

 南信州には一本桜の古木が多い。
 旧浪合村御所平、いまの下伊那郡阿智村浪合地区にある「御所桜」も畑の中にある一本桜だ。

 阿智村の星空を観に来たものの、生憎の空模様で残念だったから、ついでに一本桜のライトアップを観に行ってきた。

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 推定樹齢250年を経て、高さ20m、幹周3.1mとなったエドヒガンの古木は、ライトアップの光に堂々と美しく浮かび上がっていた。

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 サクラの根元には石の祠がある。
 この祠には、南北朝時代の後醍醐天皇の孫で南朝勢力の挽回に尽くした尹良(ゆきよし)親王が祀られており、ここが御座所(仮御所)の跡地でもあったことから「御所桜」と名づけられたという。

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 所在地
 長野県下伊那郡阿智村浪合御所平(園原ICから 23km)
 昼間の「御所桜」の景観 
 https://www.youtube.com/watch?v=i-X_PDdCsQQ&app=desktop

 この他、阿智村には園原地区の「駒つなぎの桜」、清内路地区の「黒船桜」などの一本桜がある。

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 昼神温泉郷のホテル「伊那華」にある観光天文台

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 阿智村浪合支所にある浪合グランドで眺めた北斗七星座

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 せっかく星空を観に来たものの、今回は生憎の空模様で残念だった。  

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 昨夜とは異なり、早朝には下弦の月が眺められた。2019/04/27 6:31


























〇 今日の一献 アトリエファブル「谷汲ハーブ園」の開設イベントに行ってきた

―― ハーバリストの長年の念願が結実した ハーブガーデン

 幼馴染のハーバリスト影山むつみ女史が主宰する『アトリエファブル』が、かねてから岐阜県揖斐川町谷汲で整備を進めてきた「谷汲ハーブ園」が、このほど(6/23)オープンするとのことで、朝から仲間で誘いあってお祝いに行ってきた。

 ハーブ園のある揖斐川町谷汲の地区は、2005年の合併以前には、西国三十三所の第三十三番札所、満願結願の寺院「谷汲山華厳寺」のあることで全国に有名な谷汲村で、鮎の棲む清流根尾川や天然記念物のギフチョウ生息地のある山紫水明の地であることでも知られる。

 ハーバルライフを提唱しながら、長年にわたりハーバリストとして東海地方を中心に活動してきた影山女史が、その活動の実践拠点として念願したハーブガーデンの場所に、この地を選んだことが肯かされる。

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 アトリエファブル「谷汲ハーブ園」
 岐阜県揖斐川町谷汲長瀬1223
 県道40号沿 バス停「長瀬診療所」前
 ・開園日:不定期で要確認 052-453-1102 (アトリエファブル)

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 ウエルカム・ドリンクとして、ハーブティーと自家製のケーキをいただく。


 〇 蒸留器を使ったラベンダー・エッセンスの抽出の実演

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 5年以上前からの構想から整備に着手して3年、影山女史自身が認めるように、まだ整備途上の施設だが、敷地400坪の園内には様々なハーブの可憐な花たちが、「風の谷から」吹いて来るやさしい初夏の風に揺れていた。

 ● 以下の部分をクリックして、さだまさしの楽曲「風の谷から」を聞きながらお読みください。
( さだまさしの楽曲「風の谷から」 https://www.youtube.com/watch?v=dWPM8i7KGw4 )


 〇 ハーブ園の施設全貌

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 熟すと黒くなる木苺、ブラックベリーの実

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 園内北隅には、これからの養蜂を予定して養蜂箱が準備されている。

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 優しい香りのクラリセージ
 香りを吸入することで気分を穏やかに幸福感で満たし、セージのある家には病気がない、といわれるほど薬効が高いハーブ。

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 ラベンダー・グロッソの花にやって来たクマバチ(キムネクマバチ)
 数あるラベンダーのうちでも、グロッソは茎が長くて丈夫で、大きな株になる。

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 名古屋から運ばれたギボウシの株
 山菜として若芽、若葉などが食用となる。

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 玄関軒に下げられた、スノーマンの風鐸

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 ボタニカルアート(植物画)の飾られた、楽器室

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 ハーバルオイルなどのハーバル製品の展示即売コーナー

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 西隣には、背後に小高い緑の深い山を背負った村の鎮守、「六社神社」が鎮座している。

 石鳥居を潜ると見上げるばかりの大杉がそびえ、遣水を跨ぐ石橋を渡ると鬱蒼とした木々の間に拝殿を兼ねた立派な神楽殿がある。その先の苔むした石垣の組まれた高台には小ぶりな本殿の6つの社が配置され、野鳥たちの平和な囀りが聞かれるスピリチュアルな場所だ。

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 「谷汲ハーブ園」は、根尾川に架かる赤い欄干の谷汲山大橋を渡って谷汲山華厳時へ向かう県道40号沿いにあって、バス停「長瀬診療所」のすぐ前で、余裕のある駐車スペースもあるから、車でのアクセスも容易だ。

 また、最寄り駅としては樽見鉄道の谷汲口駅(徒歩16分)があり、大垣方面から単機のローカル電車に揺られながら、のどかな四季折々の沿線風景も楽しめる。

 県道40号の道路を渡った園の南側には、山並みを背に田植えを終えたばかりの懐かしい山里の風景が広がる。

 これから「谷汲ハーブ園」は、歳月を経て、周りの優しい緑の配置や自然環境に溶け込み、さらに一体となって育まれていくのにちがいない。

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 「長瀬診療所」バス停

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● 探訪記余話

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 午後になって帰るころには、いよいよ本降りとなった。
 近くの根尾川では、雨にもかかわらず解禁されたばかりの鮎を狙って、多くの釣り人の姿が見られた。

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 せっかくここまで来たのだからと、昼食には根尾川畔の名物、鮎料理と洒落込んだ。

 刺身から始まって、フライ、塩焼き、みそ焼き、甘露煮、鮎おじやの6品、合わせて9匹のフルコースで、久しぶりに季節物の鮎料理を十二分に満喫して帰った。

 鮎料理「岡部やな」
  岐阜県揖斐川町谷汲長瀬1724-4
  0585-55-2253 080-6900-8877


00-▲組写真 谷汲ハーブ園 20180625(2)

〇 今日の一献 石の上にも3年というけれど、「ハーブの上に30年」とは、、、、
―― 影山むつみさんの、創設30年を迎える「アトリエファブル」
http://2011deko.blog.fc2.com/blog-entry-278.html


Mutsumi’s Herbal Life
http://ivory.ap.teacup.com/fable/





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