〇 キンシバイの咲く季節
キンシバイについてもいろいろな種類があって、これはおしべが華やかに広がる、「西洋キンシバイ」(Hypericum calycinum)というのだそうな。
昨夏は、大輪キンシバイを紹介したが、初夏のこのころになると、梅雨の雨にも負けずびっしりと鮮やかな黄色い花を咲かせてくれる。
もともと中国原産で、江戸時代(1760年)に日本へ渡来したといわれ、花の形が梅の花に似ており、色が黄色であることから金糸梅の名がある。
〇 身体を休める、夜のアゲハチョウ
先日、雨の夜に帰宅したら、庭の花にアゲハチョウが身体を休めていた。
眠っていたのかもしれないが、撮影後にわたしの持った傘が薔薇の枝に触れて大きく揺れたから、目を覚ましたのかゆるゆると飛んで行ってしまった。
〇 珍しい自生のイグサとその開花
イグサは畳表の材料となる植物で、昔学校の白地図で岡山が産地と習ったような気がするが、今は国産畳表の8~9割は、熊本県八代地方で産出されるそうだ。
これは、先日愛知県日進市の野球場で企業対抗の大会があって、その帰りの道端の湿地で見つけたものだけれど、イグサに花が咲いていたのが珍しかった。
驚いたことに、葉と思っていたこの針状のものは花茎で、葉は退化して、無いように見え、花が出ている部分までが花茎で、そこから先は花序の下から出る苞なのだというが、なかなか俄かには信じがたいものがある。
なお、茎は地下茎として泥の中にあるのだという。
〇 美しい北米原産の レウィシア
先日、母の日の花を買うのに久しぶりに花屋へ行ったら、この小さいが色鮮やかな花が目に留まったので、さっそく手に入れてきた。
何でも北アメリカ産の多年性の植物で、砂漠に近い砂礫質の場所に自生しているから葉が分厚く乾燥に耐えられるそうだが、逆に日本の梅雨の湿度と夏の暑さには弱いそうだから、鉢に植えて少し注意してやらなければならないそうだ。 別名/イワハナビ
花期/4~6月
花言葉/熱い思慕
〇 オーシャンブルーの脅威の繁茂力
ノアサガオの突然変異種といわれるオーシャンブルーは、耐寒性がなくて冬には枯れるが、宿根草だから春には芽を出し夏に巨大になり花を咲かせる。
普通のアサガオとはちがい、花付きが良く複数のブルーの花が咲き続けるが、種は取れない。
成長が驚異的に旺盛だから、時にはこのように家の屋根の高さに至り、電線さえも伝うようになる。