〇 今日の一献 新しい枝垂れ梅の里 『鈴鹿の森庭園』へ行ってきた

―― 一年のうち、開花期の2ヵ月だけ公開される壮観

 地域の写真倶楽部の会長さんからお誘いがあって、三重県鈴鹿市の『鈴鹿の森庭園』へ枝垂れ梅の撮影に行ってきた。

 この施設は、鈴鹿山系の入道ヶ岳の麓に鎮座する、猿田彦大神の総本宮として知られる「椿神社」近くに開設した枝垂れ梅専門の私設研究栽培農園で、八重咲きの”呉服枝垂(くれはしだれ)”を中心に200本もの大木が栽培されている。

 まだ2014年に開設されたばかりの新しい施設だが、大輪の豪華で見応えのある花を愛でようと、平日のこの日も中高年を中心とする花見の客で賑わっていた。

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 八重咲き種の枝垂れ梅の大輪の花は豪華だ

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 古来より伝わる梅と違って、枝垂れ梅の歴史は新しく、江戸時代後期に文献に登場するという。
 現在確認されている枝垂れ梅の品種は42種あるといわれ、ここでは日本最古の品種”呉服枝垂”を中心に200本が「仕立ての匠の技」で育てられている。

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 枝垂れ梅は、一般の梅の開花に遅れて開花時期を迎えるから、桜の開花までの端境期に楽しむことができる。
 
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 全国から集められた各種の枝垂れ梅の古木が絢爛と咲き競う。

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 花のシャワーのような梅林の中で、自撮りする女性たち。

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 鈴鹿山系を背景に枝垂れ畝の大木が植えられ、ゆったりと回遊しながらその景観を楽しむことができる。

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 まだ新しい施設で公開期間も短いからか、土産売店や食事施設も整備されてはいるが、入口ゲートや案内標識などは手造りの簡易なものになっている。
 
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 なお、『鈴鹿の森庭園』は、2月中旬から3月下旬の梅の開花時期だけ一般公開している。

 入場料は大人1,500円と割高感があるが、公開が一年のうちの開花する2ヵ月だけだからやむを得ないのだろう。

 しかしその壮観は、決して期待を裏切らない。

〇 今日の一献 名古屋鉄道 ~がんばれ受験生 さくらTRAIN~が走る


―― この季節 名鉄のほほえましい受験生への励ましの取り組み

 パートナーの実家へ用があって、久しぶりに名古屋鉄層(名鉄)に乗ろうと駅で待っていたら、やってきたのがこの列車だった。
 
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 列車のボディには、Sakura Treinと記された「さくらの鉛筆」の絵があしらわれた受験生応援電車。

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 それと列車の前後とボディに「がんばれ受験生 さくらTRAIN」のロゴマークを付けている。

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 車内のつり革には、山田天満宮(名古屋市北区)の絵馬までぶら下がっていた。

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 おまけに、がんばる受験生の春に桜が咲くように願って、発売地域によって山田天満宮(名古屋市北区)・岩津天満宮(岡崎市岩津町)・北野天神社(江南市北野町)でご祈祷を受けた、サクラの花の形をした「がんばれ受験生 サクラサクきっぷ」まで発売するという凝り様だ。

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 いまもこの季節には、折に触れて遠い昔に自分が受験生だったころの心細かった心理状況を思い出すけれど、そんな受験生を支援し励ますこうした取り組みは、ほほえましく好感が持てる。

 どこぞの動物園では、験担ぎに受験生に動物の糞を配るという話を聞いたことがあるけれど、それよりも数等スマートだと想う。

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 受験生へも勿論そうだが、名鉄にも「がんばれ」と応援したくなった。

 なお、「がんばれ受験生 さくらTRAIN」の運行期間は2017年3月25日(土)まで。








〇 今日の一献 春まだ遠き美ヶ原高原の 王ヶ頭ホテルへ行ってきた

―― 日本百名山のうち46もの山々が観望できる場所

 「美ヶ原の頂上にあるホテルが凄い。」とのパートナーの複数の友人からの勧めもあって、かねてから一度は訪れてみたいと思っていた美ヶ原高原へ、選りにも選ってこの時期に、こともあろうに春まだ遠き厳冬の高山に夫婦揃って出かけた。

 美ヶ原は長野県のほぼ中央に位置し、2,034mの最高峰の王ヶ頭(おうがとう)など2千m級の複数のピークを持つなだらかな台地状の地形で、春から秋にかけては牛の放牧場ともなっている。

 だから、眺望に恵まれた王ヶ頭ホテルが建っているこの場所からは、日本百名山のうちの半数がぐるりと見渡せる。

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 美ヶ原高原の最高峰、王ヶ頭(2,034m)の標識
 西方 雪を戴いた乗鞍岳が見える。

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 美ヶ原高原の全容

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 御岳山を眺められるこの場は、木曽御嶽教の信仰の場ともなっており、古い神像や祠が置かれている。

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 乗鞍岳に沈む夕日

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 日没後 夕暮れに染まる王ヶ頭の空

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 トレッキング用のストックが用意されている王ヶ頭ホテル

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 ホテルロビーの壁には、気象情報などを掲示したブルテン板が架かる。
 当日の気温  朝:-10.6℃ 昼:-3.5℃ 夜:-7.0℃

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 日没後には雲が広がり、残念ながら星の観察会は中止となったが、深夜になって幸運にも雲が吹き切れ星野が観望できた。

 1:55 南西の空
 おとめ座、ウシカイ座、ヘビ使い座。右下には松本の市街地の明かりが見える。

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 2:14 北東の空
 ヘラクレス座、リュウ座、コグマ座と放送電波鉄塔

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 今回携帯した機材の一部
 ダイレクトファインダーのSONY DSLR-A550は、今もわたしにとって使いやすいカメラだ。
 レンズはTamron SPAF17-50mm F2.8

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 美ヶ原のモルゲン・ロート

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 眺望が開けた王ヶ頭周辺には、NHKを始め長野県の地上波デジタルTVやラジオなど放送各社の電波塔が林立する。

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 早朝、霧氷を付けた唐松

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 結氷した外階段の飾り金具

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 ホテル玄関脇の氷のオブジエ

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 ホテルの宿泊者向けイベントの一つとして雪上車の試乗会が行われ、雪上車で美ヶ原を周遊する。

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 美ヶ原の中心に建つ「美しの塔」(霧鐘塔)と王ヶ頭ホテル

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 西方向
 ホテル屋上から見る北アルプス連峰

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 噴煙を上げる浅間山

00-P1070983北アルプス

 北アルプス連峰(穂高岳、槍ヶ岳など)

00-P1070904御岳山

 乗鞍岳

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 北西方向
 雲海の向こうに広がる、剣、立山連峰

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 王ヶ頭ホテルの全容

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▲組写真 20170303 王ヶ頭ホテル_edited-1

 美ヶ原高原『王ヶ頭ホテル』
 夕食は、山葡萄酒の食前酒から始まって前菜、小付け、吸物、冷菜、岩魚の塩焼き、金目鯛のしょっつる鍋、林檎のピクルス、信州プレミアム牛の赤ワイン煮込み、岩魚のお茶漬け、デザート。
いずれも薄味ながら意欲的でバラエティに富んだ、おいしい料理だった。

 朝食には麦とろろ飯に信州蕎麦が付いた。

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 帰りはホテルの若いスタッフたちに見送られて、また来た積雪の林道を送迎バスで1時間かけて松本まで下る。

 ほんの短い滞在だったが、時の移ろいとともに変化する美ヶ原の景観の美しさに見とれながら、ホテルのスタッフ、食事、設備などの心地よいホスピタリティに身を委ね、ゆったりと心の満たされた思い出深い旅となった。


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 美ヶ原高原『王ヶ頭ホテル』
 長野県松本市美ケ原高原王ケ頭
  TEL: 0263-31-2751




〇 今日の一献 日展東海展で朝日洋子さんの裸女『夏に想う』を観てきた

―― グラデーションの色彩の変化と質感の豊かさがまた進化した

 高校の友人の細君の作品が、また日展に入選したとの招待状をいただいたので、パートナーと改組 新 第3回日展東海展が開催されている名古屋市中区にある愛知県美術館へ観にいってきた。

 お目当ての作品は、白日会会員の朝日洋子さんの第二科洋画、油彩『夏に想う』(100号)。

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 窓から入る夏の強い光線を背に受けて、思案げにベッドに斜めに腰掛ける裸女。
白いベッドに敷かれたベッドカバーの裏地の紺の色が、画面を引き締める。

 描いた場所はこの画家の自宅2階のアトリエで、モデルはいつものお気に入りのモデルさんだろうか。

 そのポーズの不安定さから、身体は背から腰にかけて少しの緊張感を漂わせている。
 こちらから見える背から腰、下肢、爪先にかけての陰影のグラデーションの色彩の変化と質感の豊かさは、この画家の一段の進化を感じさせた。

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 朝日洋子さんと作品の油彩「夏に想う」(100号)

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 展覧会を観た後で、気に入った絵画の絵葉書を買うことができる。


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 愛知県美術館で開催されている改組 新 第3回日展東海展は、2月12日(日)まで。

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〇 今日の一献 ボストン美術館所蔵 『俺たちの国芳 わたしの国貞』展を観に行ってきた

―― 同門の対極的な二つの個性が競う浮世絵版画展

 なにもわざわざアメリカのボストンへ行かなくても、ボストン美術館所蔵の厳選された浮世絵が、いつものように向こうの方から名古屋の中区金山にあるボストン美術館にやって来たので、観にいってきた。

 いわずと知れたボストン美術館は、米国独立百周年の1876年に開館した世界の美術品40万点以上を収蔵する全米有数の規模の民営の施設で、そのうち10万点に上る優れた日本の美術品を所蔵することでも有名な美術館だ。

 今回はボストン美術館が所蔵する、江戸後期から幕末にかけて初代歌川豊国の門下で錦絵の黄金時代を築いた人気浮世絵師、国芳と国貞の14,000点に上るコレクションの中から、浮世絵版画の170点を展示する美術展が今年3月から東京、神戸を巡り、ようやく9月10日から名古屋で開催されている。

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 名古屋ボストン美術館の正面入口
 美術館は、名古屋中区の金山総合駅の南にある「金山南ビル」内にある。

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 『俺たちの国芳 わたしの国貞』展の入口
 

〇 『俺たちの 国芳』

 歌川 国芳(1798~1861年)は、江戸っ子の気性で礼儀など好まず、活発で侠気があり、小さなことにはこだわらずその日に得た画料はその日に使い果たしてしまったという性格を反映して、役者絵、武者絵、美人画、名所絵、戯画、春画と、幅広いジャンルの作品がある。
 特に歴史・伝説・物語などを題材にした、大判3枚つづりの大画面に巨大な鯨や骸骨、化け物などが跳梁・跋扈する作品に本領を発揮している。

 このため国芳の描く躍動感あふれる歌舞伎役者や強烈な個性を放つ冒険活劇の男たちに、当時の江戸っ子たちの人気が集まったという。現在確認されている錦絵の作品数は、5300枚余に及ぶ。

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 歌川国芳(髑髏彫物伊達男)
 「国芳もやう正札附現金男 野晒悟助」弘化2(1845)年頃 大判錦絵
 国芳が描く伊達男。山東京伝の『本朝酔菩提全伝』に登場する葬具造りを生業とする任侠。
 さすがネコ好きの国芳、良く見ると、悟助の衣装にネコたちの集まりで髑髏模様が描かれている。

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 歌川国芳(畏怖大海原)
 「讃岐院眷属をして為朝を救う図」 大判錦絵三枚続
 嘉永4 (1851)年頃
 荒れ狂う大海原で、小船に乗った源為朝を巨大な鰐鮫と烏天狗たちが救う、一大スペクタクル・パノラマ作品

 本展の案内パンフレットに掲載された大判三枚続の錦絵。
 わたしはパノラマ写真が好きでよく撮るが、この絵の連続性を奇妙に感じたので良く観ると、理由は絵ごとの繋ぎがおかしいからで、展示場では作品は繋ぎ目に間(ま)を開けて展示されていたので、やはりそうなんだと納得した。

 以下は、絵図を加工して掲載する。 

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 では、どうしてこの間(ま)が生ずるのかと考えてみたが、もともと版木3枚の幅より長い紙一杯に描いた結果、絵の左右の端を版木に合わせるとこのような間ができるのではないかと素人なりに考えてもみたが、本当のところは版画制作技術集団の彫師や刷師サイドからの必要の要から生じたものなのかもしれない。

 しかし、かえってこの間があることで、屏風のようにも見えてきたり、あるいは絵に想像をより膨らませる効果を持つ不思議な微妙空間ともなっているように感じるのはわたしだけだろうか。
 
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 歌川国芳(物の怪退治英雄譚)
 「相馬の古内裏に将門の姫君滝夜叉、妖術を以て味方を集むる大宅太郎光国妖怪を試さんと、爰に来り竟に是を亡ぼす」大判錦絵三枚続
 弘化元(1844)年頃 
 平将門の娘が妖術で操る巨大な骸骨のバケモノが、見る者の度肝を抜く作品となっている。

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  歌川国芳(天下無双武者絵)
 「水瓶砕名誉顕図」大判錦絵三枚続
 安政3(1856)年2月
 保元・平治の乱や源平合戦など、江戸っ子に人気のあった古典軍記物に応えるため、幕府の禁じた戦国時代の物語の武将の名を少し変えることで、建前を通した作品も多い。


〇 『わたしの 国貞』

 歌川国貞(1786~1864年)は、同門の国芳とは真逆な性質で、美麗な身なりを好み品が良く、酒を飲んでも深くは嗜まず、晩年は質素にして財産もあったという。
 その作品は、現代のブロマイドとも言われる役者絵や美人画をよくし、国貞の描く細やで華やかな世界はそこに登場するキラキラと輝く男女に、江戸の女たちが憧れ、夢見る世界でもあったようで、「役者絵の国貞」と評された。
 なお、国貞はのちに三代目歌川豊国を襲名している。

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 歌川国貞(三角関係世話物)
 「八百屋お七、下女お杉、土左衛門伝吉」大判錦絵堅二枚続
 安政 3(1856)年 
 江戸の人気小説や庶民の社会生活を題材にした歌舞伎の「世話物」の絶好のテーマとなったのは、現代にも通ずる男女の三角関係で、国貞は迫真の演技の人気役者を、細やかに、華やかに描き出している。

「大当狂言ノ内 八百屋お七」

 歌川国貞(千両役者揃続絵)
 「大当狂言ノ内 八百屋お七」歌舞伎役者 五代目岩井半四郎 大判錦絵
文化11(1814)年頃

「見立邯鄲(みたてかんたん)」00

 歌川国貞(当世艶姿考)
 「見立邯鄲」団扇絵判錦絵
 文政13/天保元(1830)年 
 当時は、宣伝用ブロマイド代わりに江戸の遊里で働く美人遊女を描いた浮世絵も多かった。
 この絵は団扇絵用に、高級遊女の姿を打ち掛けの柄や装飾品に至るまで、緻密に色鮮やかに描いている。

20151209_kunisada_12歌川国貞 「当世三十弐相 よくうれ相」 文政4, 5(1821, 22)年頃

 歌川国貞(今様江戸女子姿)
 「当世三十弐相 よくうれ相」 大判錦絵
 文政4(1821)年頃
 遊女を描いた美人画が幕府の禁令となると、今度は町家の美人娘たちが多く描かれるようになる。
 国貞はあたかも現代のファッション誌のグラビアのように、艶やかな女性と可愛らしい持ち物や装飾品を画いた。

「浮世人精天眼鏡」団扇

 歌川国貞(今様江戸女子姿)
 「浮世人精天眼鏡」団扇 大判錦絵
 文政13(1830)年頃

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 同門の対極的な二つの個性が競う、ボストン美術館所蔵 の浮世絵版画『俺たちの国芳 わたしの国貞』展は、12月11日(日)まで。



〇 今日の一献 名古屋城の「菊花大会」を観に行ってきた

―― 当地方の菊愛好家の心意気と、息長い努力がしのばれる菊の展示会

 今年で69回目を迎えた名古屋城恒例の「名古屋城菊花大会」のご招待をいただいたので、久しぶりに菊花大会を観に行ってきた。

 今年が第69回というのは、この菊花大会が戦後間もない復興初期に始まったことになり、この地方の菊愛好家の当時の心意気とその後の息の長い努力とがしのばれ、今回も白や黄色の大輪の菊など450点の菊の名品が出品され、当地方の最大級の見応えのある展示会となっている。

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 会場は、名古屋城内西之丸広場を中心に、「大菊」、「山菊」、「切花」の3部門で構成された450点が展示されている。

 この季節、全国各地でも菊の展示会が開かれるが、江戸時代後期に菊の栽培が盛んになった愛知県では、菊の生産量が全国の3割を占めるという有数の生産地でもあり、県下各地区で盛んに展示会が開催されている。

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 尾張藩二代目藩主「徳川光友」と正室「千代姫」の菊人形
 菊の花期が長いことや花もちが良いことに着目した「菊細工」から始まり、顔を人形で作り、からだ全体を菊で飾った「菊人形」は、愛知県から明治20年ころには全国に広まったといわれる。

 今回展示されている正門や東門に飾られたこれらの菊人形も、愛知県高浜市の菊師が制作したという。

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 管物といわれる大輪の糸菊の「千輪咲き」仕立て
 秋に挿し芽した苗から出た冬至芽を育て、一年をかけて半球形になるように花を並べて咲かせたもの。

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 「大菊厚物」は、多くの花弁が中心に向かってこんもりと盛り上がった大輪の仕立て方

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  山菊の部の盆栽仕立や懸崖仕立の並ぶ展示場

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 「盆栽仕立」は、形の良い岩や古木の上に苗をとりつけ、風雪にさらされた古木の風格と太く長い根の見事さを見せる仕立て方

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 「名古屋城菊花大会」の開催は、11月23日(水・祝)まで。


〇 復元整備が進む本丸御殿(玄関・車寄)と大天守

 せっかく名古屋城へ来たのだから、本丸御殿と天守閣に寄ってきた。

 かつて名古屋城にあって、当時の国宝第一号に指定されていた本丸御殿は、惜しくも終戦間近の1945年(昭和20年)5月の空襲により天守閣とともに焼失したが、残された実測図を元に平成20年度から総工費150億円をかけた史実に忠実な復元整備が続けられている。

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 現在、玄関・表書院、対面所等の第2期整備までが完了して一般公開されており、平成30年度の全体公開に向けて上洛殿等の第3期工事が進められている。

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 本丸御殿内部の復元障壁画など
 戦時中に襖絵、天井画などが疎開されていたことで、焼失を免れた原画を元に忠実な模写が行われている。

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 天守閣上の金のシャチ(北側の雄鯱)
 名古屋城は、大天守の屋根に黄金の板を纏った2.6mの巨大な雌雄の金のシャチ(鯱)を戴く全国でも珍しい城で、古くから「金鯱城」あるいは「金城」の異名を持つ名城だ。

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 秋色の名古屋城大天守
 現在の大天守は終戦間近の空襲で焼失したものを、1959年(昭和34年)に鉄骨鉄筋コンクリート構造(SRC造)の外観復元天守として再建されたものだ。

 近年、天守閣の耐震性や老朽化か問題とされ再建の必要性が叫ばれており、総工費500億円(試算)をかけた木造による再建も検討されている。






〇 今日の一献 「毎日書道展東海展」と入選祝のワイン会

―― 仲間の入選を祝い、みんなで語らい、飲み、かつ食べられるのは、それは至福の時

 今年68回目を迎えた毎日書道展の東海展が、名古屋市東区の愛知県美術館ギャラリー(愛知芸術文化センター8階)で開催されているが、古い友人が今回も入選したとあって、仲間で観に行ってきた。

 古い友人とは、大治町在住の金森康子さんで、今年の入選作は、漢字部門Ⅱ類の隷書、『牛亭 碧葛 自繞 鶏脊 朱冠 欲争』。

 門外漢のわたしにとってはいつも難解な作品であるが、大きな白の地紙に記された12文字の太い漆黒の墨蹟は、この人の内に秘める情熱の勢いを感ずることができた。

 (漢字部門Ⅱ類:文字数が3字から20字以下の漢字作品)

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 わたしたちが生まれた年と同じ1848年(昭和23年)から始まったこの書道展は、今年で68回目を迎え、全国から出展された作品は全体で33,000点に上り、その規模、内容ともに国内最大の書道展となっている。

 毎日書道展は、7月に開催された東京・国立新美術館の「東京展」を皮切りに、全国各地を巡回し、10会場目の当地の「東海展」で終了する。

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 会場各室に展示された東海地区の入選作1,271点の作品群には、それぞれの作者の渾身の情熱がこめられており、観る者を圧倒する。

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 東海展の会期は、11月13日(日)まで。


〇 展示会帰りのワイン会

 名古屋中区の栄で「毎日書道展」を観た後、余勢を駆って、入選祝を理由にいつもの『わいんばぁ長濱』へなだれ込み、久しぶりの「ワインと料理を楽しむ会」とあいなった。

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▲00-組写真 ワイン会 20161108-00

 当夜のお料理
 ① 八寸 湯引き鱧の梅肉添え、烏賊の塩辛、酢蛸、海鮮巻きなど
 ② 貝柱のグラタン
 ③ ロースト鴨のひよこ豆添え・フランスパン
 ④ ロースト・パブリカの挽肉リゾット詰め
 ⑤ デザートは柿とリンゴにチーズ添え

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この夜のワイン
①  “Trebbiano d’Abruzzo” (Spinelli社)白ワイン
  イタリア・ローマの東、アドレア海地方の丘陵地アテッサ(ATESSA)産、ピノ・グリージョ種
 
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② “Rongopai Marlborough” (Rongopai社)赤ワイン
  ニュージーランド・南島マールボロ地方(Marlborough)産、ピノ・ノワール種

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③ “Rongopai Marlborough” (Arnozan社)赤ワイン
  フランス・ボルドー地方(bordeaux)産、メルロ/カベルネ・ソーヴィニヨン/カベルネ・フラン種


 『わいんばぁ長濱』は、愛知県で初めて名誉称号「マスター・ソムリエ」を受賞した、長濱昭則氏がオーナーの店で、プリンセス大通りの南、プリンセスガーデンホテル地下1Fにある。

 この歳になって、仲間の入選を祝い、みんなで語らい、飲み、かつ食べられることができれば、それは至福の時間(とき)だ。

 今夜も、工夫を凝らした美味しい料理とそれにマッチしたワインも美味しくいただき、みな満足しながら帰途に着いたのだった。


『わいんばぁ長濱』
 和風の雰囲気の中で、和洋の家庭料理を食べながら、気楽にワインを楽しむことができる。
 名古屋市中区栄三丁目1302 プリンセスガーデンホテル B1F
 TEL 052-263-6262


参考 〇 今日の一献 美味しいものに、講釈は要らない
―― わたしたちの「ワインと料理を楽しむ会」
http://2011deko.blog.fc2.com/blog-entry-130.html




〇 今日の一献 JR高山本線の特急「ワイドビューひだ」で行く高山

―― 電化に匹敵する特急形気動車キハ85系車両

 JR名古屋駅から高山方面へ行くには、名古屋駅始発の直通で富山までつなぐ高山本線の特急列車「ワイドビューひだ」が便利だ。
 先日の平湯温泉への旅では、高山駅までこの特急列車を使った。

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 「ワイドビューひだ」用として製造された非貫通タイプの先頭車両
 名古屋駅を発車する09:39分発飛騨古川行の「ワイドビューひだ5号」は、高山まで166.7 kmを営業最高速度120 km/hの運転で、所要時間約2時間30分で結んでいる。

 7両編成の「ワイドビューひだ5号」は、高山到着後に編成の後ろ半分を切り離して飛騨古川に向かう。

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 先頭車両の運転席(キハ85形0番台)
 1989年に導入されたキハ85系特急形気動車で、観光路線を意識して非貫通型先頭車の運転席後部は全面ガラス張り、フロントガラスは三次曲面、運転台上方に天窓(ルーフウインドウ)まである設計で、前面の眺望を確保している。

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 非貫通型先頭車からの前面展望
 先頭部は、前面展望に配慮して大型曲面ガラスとルーフウインドウが使われている。
 列車の両端に連結される車両からは前面展望のパノラマ風景が楽しめる。両端の先頭車両はグリーン車か普通車指定席になっている。

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 先頭車両(普通車指定席)の車内
 先頭車両内のキハ85形0番台は定員60名で、横4列配置の赤基調のモケットが使われた座席は、前後間隔もゆったり配置して快適性を高め、眺望に配慮して通路から座席の床を一段(20cm)高くし窓を広くしたことで、沿線の風景をワイドに楽しむことができる。

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 しかし時にはこの段差が曲者で、道中、わたしたちと言葉を交わすようになった通路を隔てて隣に座ったオーストラリアからの老夫婦のご主人の方が、写真を撮ろうと別の側の窓に移るときに、この段差で躓いて転ぶというハプニングがあった。
 幸い大事には至らなかったが、普通の車両にはない段差が一般の乗客の意識にはないから、注意しないと事故に繋がりかねないことになる。

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 バリアフリーキハ85-1100番台車両は、車椅子の乗降用にドアを広くし床の段差がなく、バリアフリーの洋式トイレや洗面施設も備えている。
 もちろん車内には、バリアフリーフロアや車椅子スペースが設けられている。

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 JR名古屋駅を出発した特急「ワイドビューひだ」は、東海道本線で岐阜駅まで進み、岐阜駅からスイッチバックして方向を変え、高山本線に入る。それに配慮して座席も手動の転式で方向を転換できる。

 高山本線はこの岐阜駅から高山を経由して富山駅に至る全線225.8 kmが単線運転で、電化はされていない。
 かつては電化計画もあったが、輸送需要の減少と国鉄の財政状況から沙汰止みとなり、近年強力なエンジンを備えたこの新型気動車両キハ85系の導入によって、いまや電化に匹敵する所要時間を達成している。

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 10:30 JR美濃太田駅に着 10:32発

 長良川鉄道の観光列車「ながら」が停車していた。
 JR美濃太田駅は岐阜県美濃加茂市太田町にあり、第三セクターの長良川鉄道の始発駅でもある。

 長良川鉄道は長良川の上流に沿って走る、かつての国鉄時代の越美南線で、1986年(昭和61年)から美濃太田 ~ 北濃間 72.1kmを運行している。

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 今年(2016年)4月から運行を開始した「ながら」は、ロイヤルレッドの車体で、金、土、日や夏休みなど年間150日ほど運行されており、車内でスイーツやランチが予約制で楽しめる観光列車だ。

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 車窓から左右に飛騨川や山並みを見ながら国道41号線と平行して走る。
 途中の飛水峡などの観光ポイントでは、名所解説が車内アナウンスで流される。

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 下呂駅を出ると益田川(飛騨川)の第五橋梁を渡る。
 
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 下呂駅を出て益田川の第五橋梁を渡る、「ワイドビューひだ」の編成
 (別日に撮影)

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 12:22 高山駅着。

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 キロハ84形グリーン・普通車の合造中間車両。
 車掌室・トイレを備え、定員56名(グリーン席32名・普通席24名)。

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 運転台を持たない普通車キハ84

 「キハ85 + キロハ84 + キハ84 + キハ85-1100」と「キハ85-1100 + キハ84-300 + キロ85」の7両編成。


● 高山駅で行われる連結作業

 高山駅では、富山からの特急ワイドビューひだの編成車両に連結(増結)作業が行われる。

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  富山発(13:02)の特急ワイドビューひだ14号が高山駅に到着(14:31)する。

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 先頭車は、幌アダプタを取り付けた貫通タイプのキハ85形1100番台で、「キハ85-1100 + キハ84-300 + キロ85」の3両編成。

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 高山駅で待機していた「キハ85 + キハ84 + キハ85-1100」の3両編成が、ホームに入ってくる。

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 停車時間7分間以内での連結作業
 キハ85の貫通運転台付き車輌同士が向かい合い、両方の車両の前方ドアを開けてから、片方の列車が接近して連結器が合体する。

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 キハ85-1100同士が連結された。

 その結果、「キハ85 + キハ84 + キハ85-1100」と「キハ85-1100 + キハ84-300 + キロ85」の6両編成となって、高山駅発14 :38のひだ14号は名古屋へ向かう。


● 新装成ったばかりのJR高山駅

 以前訪れた高山駅は、高山本線の開通に合わせて1934年(昭和9年)に建設された木造大壁造の2階建ての駅舎で、老朽化が目立っていた。

 このためJRと高山市が共同で2014年に建設に着手し、総工費40億円をかけて今年(2016年)10月に橋上駅舎化工事が完成し共用された。

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 新駅舎は、鉄骨2階建て延べ1,900㎡で、エレベーターとエスカレーターを各ホームに備え、内装には飛騨のヒノキがふんだんに使われている。

 また、いままで東口から西口へはアンダーパスで遠回りしていた通路を、駅舎からオーバーパスする120mの東西自由通路「匠通り」で繋ぎ、高山祭の祭り屋台の一部を再現した内装品などを展示するスペースも設けられている。

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 新しく便利になった、橋上駅とホームの構造図

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 待機する特急ワイドビューひだの編成車両が見える。

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 東西自由通路「匠通り」に展示されている高山祭の実物大の祭屋台
 高山祭の祭屋台に付けられる飛騨の匠の彫刻などが部分的に製作・展示され、製作プロセスがわかるようになっている。

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 ついでに、高山市の花のツツジ(コバノミツバツツジ)をモチーフに、「下水」と書かれた下水管マンホールの蓋



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